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Naturopath. V

抗菌作用は必要か?

みなさん こんにちは   代替医療師Vanilla です

 

数年前の菌に関する記事が改めてシェアされていたので、

少し追記してまた書いておきます。

 

「抗菌作用があるものが良い」っていう刷り込みがあるのは

 

もちろん、ここに「菌が悪い奴だ」っていう認識や刷り込みがあるからですわね。

 

ここ15年くらいは、「菌は悪いわけではないよね」というお勉強も、

 

健康業界では当たり前になってきて、

 

お味噌や漬物を自分で浸けたり、

 

ヨーグルトや甘酒を作る機械も流行ったりと、

 

菌に対する向き合い方は少し変わってはきました。

 

『菌活』という言葉まで生まれていますしね。

 

でも、ここでいう「菌」は、あくまでも「良い菌」だと考える傾向は根強い・・・。

 

残念なのは、『菌活』はやってても、

 

ピロリ菌や大腸菌などは “危ない奴ら”だからという偏り的なジャッジはあって

 

「悪い奴ら」と「良い奴ら」の仕分けをするという 

 

結局またいつもの「2択意識」の刷り込みが、そこにも生まれていて、

 

しかもこれは根強いのです。。。

 

 

『菌活』をしている人の中にも、

 

「やっぱり抗菌作用の高い蜂蜜じゃなくちゃねー」と、

 

ものすごく高い比率でMGO・メチルグリオキサールが含まれるような蜂蜜を

 

『毎日!!!』食べたりしちゃうわけです。。。。

 

それは、本当に矛盾しているってことに、気がつかないのかもしれないなぁ。

 

菌には色々な種類があります。

 

そして それは 細菌であろうと、真菌であろうと、環境に溢れておりますわ。

 

 

ブドウ球菌や、レンサ球菌なんて、ほぼ常在菌で、そこいら中にいる菌だけど、

 

この菌たちに「やられてしまう」人もたくさんいて、

 

これらの菌がメインに悪さをする炎症や疾患に苦しんだりします。

 

調べれば 結果として「そこにこれらの〇〇菌が多く繁殖していました。

 

この菌のせいで症状が起きたのです!!」ということになる。

 

その、ある特定の菌が悪いの?

 

違います・・・。

 

その菌たちの他とのバランスが壊れていることや、

 

こちら人間ホスト側の『共生能力の無さ』が問題なだけです。

 

抗菌作用万歳で、せっせとパワフルに環境中に菌を殺傷するものを振りまいたり、

 

抗菌作用が強力なものを、食べたり塗ったりしていれば、

 

結果として、自分の健康状態を維持するにはふさわしくない環境が

 

体の外側にも内側にも用意されていきます。

 

 

そこに気がつける人は、なかなかいない・・・。

 

病気になってしまってからだったり、

 

慢性疾患に苦しみ始めてからだったりして初めて、

 

「なぜ?」を模索するのです。涙

 

 

これは、どんなことにも当てはまりますわ。

 

今の現代社会の中で、疑問も持たずに 楽して生きていこうとすると、

 

嫌でも共生能力のない体が、環境とともに完成していきます。

 

その辺にいる菌にさえ対抗できにくい体です。

 

 

そこにつけ込むように、

 

「ほらね!菌はあなたに悪事を働くでしょう? 抗菌作用は大事だよー」という

 

洗脳が待っていますわ・・・

 

まぁ・・私もまんまと20年前には、ここに乗せられていましたなぁ。汗

 

 

この「ある特定の菌が悪さをする」という理論があるから、

 

その菌を叩く薬品も、抗菌作用の高い食べ物も、精油も、ハーブも、他諸々 

 

そこに特化した使われ方や評価のされ方をするのです。。。。

 

 

“ 何かがおかしい、そうじゃないんだ “と、

 

この15年くらいでやっとわかってきて、

 

人間主体の目線を自然や地球全体、または宇宙全体に移すことで、

 

‘ ただここにいる自分‘ の その環境の中での生き抜く力とは何か?

 

を考えるようになり、

 

菌たち同様、自分もまた代謝し繁殖する生命体であるだけなのだと

 

気がつくようになるんじゃないかなぁ。。

 

そしてその代謝も、生命をバトンタッチしていく力も 

 

極性があることで可能なのだということ。

 

シンプルに、ただ本当にそれだけなんじゃないかな。

 

善悪視点の偏りをまずは無くすこと、ここからしかスタートできないんだけど、

 

 

偏りすぎている人は、偏りを取り戻すためのエネルギー量を

 

まずは増やさないことには、話にならないね・・・涙。

 

斜めになってしまったものを、よっこいしょっと 元に戻すには、

 

踏ん張ってじわじわ立て直すのか、

 

勢いで反転させながら徐々にバランスで中庸に戻すのかってだけですわ。

 

 

またしても 抽象的すぎるかなぁ 。汗 

 

要は、健康を取り戻すのは、自分自身の環境と向き合う力そのもの。

 

その力はエネルギー量に他ならないし、

 

つまりそのエネルギー生産力を回復することからってことです。

 

対症療法的にしばしは避けたり、叩くことも必要かもしれないけど

 

それは一時的なしのぎにしかならないよっ!

 

ちなみに・・・ウィルスは、自在に自ら繁殖するものではないことは・・・・

 

今までだって医学世界でそう認識されてたけど、

 

じゃそもそも生命体ではないものが増えて炎症を起こすとしたら、

 

それはなぜだって話です。

 

ここから理解し直す必要のあるテーマですわね。

 

まぁ・・健康情報の世界も、自然療法の世界さえ、

 

すっかり「善と悪理論」で巻かれてしまったことは、非常に残念なんだけど、

 

気がついたところから是正して

 

「善といわれるもの」も、「悪といわれるもの」も、

 

そのジャッジそのものを捨てて「その菌はどういう性質のものなのか?」

 

という事実だけを眺める。

 

その菌はどんな環境で増え、脅威になるのか? 

 

 

よくあることで 例えれば

 

会社中、クラス中の仲間がインフルエンザにかかって体調崩しても、

 

平気な人がいるのはなぜか?ってことです。

 

私たちの体のその振り子のような循環の様を

 

邪魔しない感覚を持てるといいなぁ。。。

 

ちなみに、メチルグリオキサールというパワフルな抗菌作用が元になっている

 

マヌカ蜂蜜の指標と、全体の活性力を色々な総合点で評したTA の指標は 全く別のものです。

 

 

マヌカ蜂蜜は・・・選択するなら特に注意が必要です。

 

 

「抗菌作用」という魔法の言葉や数値に惑わされませんように。。。

 

 

Love V

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