子供に甘いものをとらせること の不安
みなさん こんにちは 代替医療師Vanilla です
「子供に甘いものを与えてはならない。」と、
健康情報の世界はある意味『当たり前』とされている情報があります。
子供は甘いものを欲しますが、これは、生命体としてごく普通の欲求です。
なぜなら、生命体として成長していくのにエネルギーの材料が必要だからです。
毎日の生活を送るためにもエネルギーは子供でも大人でも誰しにも必要で、
特に子供たちは活動もし、同時に肉体を成長させるという
大きな2本柱でエネルギーを要します。
3大栄養素と言われるように、糖・油・タンパク質は
エネルギや肉体の維持に必要な栄養素で、
この中でエネルギー変換に最も必要なのは糖であることは、
普通に栄養学を学べば理解できると思います。
自然界にはこの3種が含まれた食べ物(人間が食べることができるもの)が
季節ごとに揃っています。
子供たちは 甘いものが大好きで、なおかつ油ものも好きですよね。
糖だけでは賄えない時に エネルギーを糖の代替である油も欲しがるのは
当然のことです。
さて、世の中では この糖に関して非常に曖昧な表現で
取らないように導く傾向が根強く存在します。
一般に言われる「甘いもの」は イコール糖ではありません。
ここをごっちゃにしないように、と
これまでも多くの記事を書いてきましたが・・・
新しい読者の方もいらっしゃるので今だに質問がきます。。
諦めずに書いておきますね。
「お菓子」と言われるものはスナック菓子やクッキー・ビスケットなど、
糖だけでできている訳ではないものです。
砂糖とバターが原料のものなら、私は手に取ることもありますが、
今やそこに入ってくる不飽和度の高い大豆油やサフラワー油などの加工油に
プラスして、背景のわからない小麦粉(グリホサート や農薬まみれ)
が原料のものがほとんどです。
一般的なアイスクリームの原料にも、お煎餅の表面にも、菓子パン、
プラスティックに入ったプリンやムース なども、
安価な植物油脂の加工油や 異性化糖(コーンシロップ)がたっぷり
原料として入っています。
お煎餅は、昨今 放射線の問題で普通には販売できないお米が
原料になっているものも多く出回っています。。。涙
(自分でも調べてみてください・・・)
さて、私は子供の頃から いわゆる「甘いもの」が好きで、
九州出身であることもあるのですが
食事にさえ黒糖で味付けされたものを食べてきました。
おやつには蒸し米に黒糖をまぶしたものだったり、
果物をジャムにして寒天に乗せて食べたり、
葛切りに黒糖を煮詰めたシロップをかけたり、
小豆を黒糖たっぷりで湯がいたり、ぜんざいだったり、
和三盆を固めた砂糖玉を舐めたりと、
こういう「甘いもの」ざんまいで成長しました。
小学生低学年の頃から体育会系で、
水泳の育成チームに入ってましたし、
陸上部でも男子を肩に乗せてスクワットしたり
ものすごい運動量を何で支えていたのか? といえば、
糖であったことは間違いありません。
全身が筋肉。みたいな体型を20代前半頃まではキープしていました。
糖が悪いのであれば、私は筋肉もつきにくく、きっと病気がちで、
運動なんてできないひ弱な子供になっていたでしょうし、
今でも慢性疲労症候群だ、副腎疲労だと悩んでいるはずですよね???
子供には・・・必ず糖は必要です。
「甘いもの」という括りのものではないよ。「糖」が必要なのです。
日本だと おにぎり(糖)と塩 のコンビは最強ですわな。
さて、ここで、口にするものについてです。
もともと、人間の体は大量に工場加工したものを取るようには出来ていません。
ここは認識しておきたい非常に重要なポイントです。
せいぜい自分で採り集めた分量のものを、
煮詰めたり、絞ったり、焼いたり炙ったり炒ったりして、擦ったり、
粉にしたり、乾燥させたり、発酵させたりと、
知恵を絞って少し長期に保存ができるようにするのです。
そもそも大量に、工場プロセスで、加工したものは食べる物ではないでしょ
ですので、黒糖と白砂糖でも 違いがありますね。
油に関しては、瓶に入るほどの油を作ることを、
自分でやってみれば分かることです。
一体どれだけの種や豆、ナッツが必要になるかやってみてごらん。
胡麻を炒って擦ったことのあるひとは、
そこに油が出てくることなんてないことくらい知っていますよね。
絞ってみて欲しいなぁ・・・・スプーン一杯さえ確保できますかね。
糖は自分でサトウキビをグラインドしてみれば、
どれくらいのきびジュースが取れ、それを煮詰めると
どれくらいの糖ができるかを確認できますわ。
ナチュラルを謳う人が、なぜ、このトリックに気がつけないのか?
黒糖汁のひとすくいと、加工油のひとすくい。
どちらが、生命体にとって不自然なのか簡単に分かるのでは?
白砂糖については、手放しではお勧めしていませんが、
加工油よりは格段にマシです。
問題としては、そこでエネルギーに変換される際に必要なビタミン
(特にビタミンB群)やミネラル(Na,K,Mg,Cal)が欠如していること
は間違いありません。
ですので、白砂糖摂取には補助的なものも必要であることを
留意しておくことは大事だと思います。
糖化のことに関しては、これも本にもリサーチとともに記載してありますし、
何度も書いてきましたが・・・・
糖化(AGEs )よりも大きく体にダメージを起こすのは、
脂質酸化 (ALEs ) です。
ここが、ALEs が無視されている & ALEs さえ糖のせいにされている のは
意図的なのではないかなぁと、感じています。
糖の種類も注意が必要ですが、
油の種類の方がもっと気をつけなくてはならないということです。
脂質酸化(ALEs )は、もちろん 酸化する油で起こりますよ!
飽和脂肪酸では起こらない・・・・
不飽和、しかも たくさんの不飽和の手を持っている
多価不飽和脂肪酸(オメガ3)で生じ、
これが血管などの硬化も起こすことは、
すでに多くの論文で明らかになっています。。。
「あまいもの」という言葉で、本来必要な糖を禁じること自体に
おかしな誘導があることに気がつかないと 涙・・・・・
ちなみに、コカコーラの 砂糖をめぐる紛争事件、知っていますかね。
砂糖は高価で大事な資源ですから、
それをHFCS (ブドウ糖果糖液糖/異性化糖)・ハイフルクトースコーンシロップ
← 言葉通り、コーン(遺伝子組み換え/グリホサート まみれ)の
大量生産の安価な原料 に 変えたことでおきた
アメリカとメキシコでおきた対立問題です。
ガラスの瓶に入った、メキシコのコーラは炭酸と砂糖が原料のオリジナルです。
これは エネルギーブースター(活性)
アルミ缶に入ったコーラは・・・・HFCS 入りの 代謝を妨げる 飲み物です。
安く大量に作れます。
米国の政府は、トウモロコシ農家に膨大な補助金を出して
輸出の拡大をしたわけですね・・・まぁ いつもの利権の話です。
しかし、消費者としては安いから良いと喜んではならないのですよ。
体に起こす作用がこの両者では全く違うものであることは、
TUEET の基礎医学を学んだ皆さんならわかりますよね?
もちろん、リンを多く含むものはあるストレス反応を生むことは
忘れてはなりませんがね。うーむ。。
子供に「甘いもの」を与えることの弊害について、書く予定が・・・
脱線してしまったわー!
全部がつながっているので、止まらないんだけど。滝汗。
糖化については、また改めて加筆して書くことにしますー
今日は、この辺で また・・・続く。
Love V