何が原因の冷え?病気?
みなさん こんにちは 代替医療師Vanilla です
日本はそろそろ涼しいから寒く乾燥の季節に突入しておりますかね。
体が冷えている。ということが万病の元だと言われてきたように、
体温が低く自分でも手足が冷たいなぁ、と感じる人は
どこかしら体調の不良を抱えているものです。
さて、ここで、いつもの相関関係なのか、因果関係なのかの話です。
体は冷えていることによって、体調が悪くなるのでしょうか?(因果関係か?)
いいえ、違います。
体の機能の何らかがうまく働いていないことで、
結果として体温が低く機能障害も生じて体調不良が起きています。
つまり、体調が悪い人 が 冷えているケースが多い
または
冷えている人に 体調が悪い人が多い。
これが正しいのではないかな。
これは、健康情報の世界での、落とし穴です。
私の知る限りでは、この30年以上、世の中にはこの手の情報が
常に蔓延しています
・冷えることで病気になる。
・血糖値が下がらないことで、病気になる。
・血圧が高いことで、病気になる。
・酸素が足りないことで、病気になる。
・鉄が足りないことで、貧血になる。
・“悪い”菌がたくさんいることで、対処できずに感染症になる。
・活性酸素が過剰で 体の老化や損傷を作る。
・アレルゲンがアレルギーを起こす。
皆さんも よくご存知の文言ではないでしょうか?
これらは、よくよく体のメカニズムを理解すれば
因果関係ではないことに気がつきます。
もっと他の 体の中の状態が 何らかの偏りを起こすことで
冷えていくし
ブドウ糖は使われないし
血圧が上がりがちだし
酸素欠乏が生まれ
鉄は炎症の火種になる環境であれば排出され減らされて
(うまく活用できる状態の環境ならタンパクが回収します)
菌と共生できず
些細なものでも アレルゲンにするような 状態だ、ということ。
本当の元々の原因は何か?
これを・・・・突き詰めていくとどこにたどり着くでしょう
そこに答えがあるんじゃないのかな。
その昔 「冷える」ということを 考えるときに自律神経のことと絡めて
血流の循環が失われることが続く
交感神経過多の状態の問題だと思っていました。
また鉄の不足でアクティブな赤血球が少ないとか・・・ね。
酸素供給量がそれで減るとか、解糖系のエネルギー生産になるとか
この辺の理論は、皆さんも馴染みがあるのではないかしら。
いや・・・実際にはこれさえ相関関係だったことだよ
交感神経過多で生じること。
また 交感神経過多になる背景。
ストレス緊張状態での『ほかならぬあなた』の体の状態。
そして
この“あなたの体の環境”は、過去のすべてとあなたの素質で決まるのよ。
他の誰かとみんな同じではありません。
この辺のメカニズムがわかると、因果関係がクリアに見えてきます。
健康情報の世界は、
あまりにもこの因果関係がウヤムヤになっているものが多いと思いますわ。。。
因果推論ができるようになると 惑わなくてよくなりますし
何を本当は知っておかなくてはならないのかが 理解できます。
学ぶ方向性がもっと定まるのではないかな。
因果関係についての説明でわかりやすいものがあったので、貼り付けておくね。
真面目バージョンと 恋愛に例えたらバージョン!
「何々を飲んだら(塗ったら)何々がよくなくなった!」
みたいな文句に悩まされませんように。。
真面目バージョン 以下抜粋
相関関係を誤って因果関係であるかのように思い込んでしまうミスの原因となるような事象を丁寧に検証すれば、特別な知識を持っていなくても、誰にでも因果推論を行うことができるようになる。データをたくさん目にするようになった現代において、この因果推論に関するリテラシーは非常に重要である。
その関係は、相関関係なのか、因果関係なのか。このことを体系的に考えるスキルを身に着けることができれば、「もっともらしいが、実は間違っている根拠のない通説」にだまされる可能性を減らすことができるのである。
Love V