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Naturopath. V

体質改善のための「自然療法的提案」の落とし穴。

みなさん こんにちは   代替医療師Vanilla です

 

アトピー性皮膚炎や、慢性皮膚疾患、アレルギー。

 

慢性疲労症候群を含む病態諸々。

 

 

体質改善と銘打って『加工した何か』を 

 

プラスする療法は、食事療法であろうと治癒への導きはありません。。。。

 

 

この20年、本当によく目にするのは

 

・糖質を制限すること

 

・油(加工油)を選択的に摂取すること

 

・緑のものをよく食べること

 

・水を飲むこと

 

・たんぱく質を摂ること(=肉を食べること)

 

・添加物に気をつけること

 

 

さて、「自然治癒」を目指し、

 

やたらと薬剤投与する治療は良くないのではないかと感じ、

 

食事の改善を含む様々な「自然療法」に取り組む人の多くが 

 

こういった提案を盲信しています。涙

 

 

これでは『治癒』にはたどり着けないのになぁと 悲しくなります。

 

これらの最初の上3つを3〜5年続けると確実に元気を失います。

 

炎症という問題からは少し解放されてきたかもしれませんが、

 

本当の意味でエネルギーに溢れる元気な体からは遠のくということです。

 

 

体質改善をうたっていますが、改善ではなく抑制です。

 

体質が変化することには間違いありません。

 

はい。 

 

これだけ変えるだけで 体は変わります。

 

はい。 

 

食べたもので体はできていますからね。

 

その通りですわ !

 

 

だけどね、どう変わっているのか? の 仕組みを知って欲しい、

 

と うるさくお話ししているのです・・・。

 

 

表面的な理論に惑わされないように、というか・・・

 

うーん それらしく聞こえる提案に飛びつかないことだよ。

 

 

「人間の体の70%が水ですから、水をとりましょう。」

 

それらしく聞こえますよね。汗あせる

 

もちろん、水は必要です。

 

でも、その水。どんな水? 

 

ただの「水」にも 様々でしょう?

 

 

水道水じゃなきゃいいとか、

 

塩素が入っていなかったら大丈夫とか、

 

そういうことでもないのだよ。

 

 

そもそも 体内にある水は 別に真水ではありません。

 

体内で役割を果たす水の意味を知らず、

 

「ただ水は必要だよねー」に なんとなく

 

納得させられていることに気がつかないと・・・。

 

 

体内の水の役割。ここを知らないと、

 

ただ水を取るだけでは、健康な状態は保てないのよ。

 

 

他の提案も同様に考察が必要です。

 

・油を選択的に摂取すること

 

必須脂肪酸とされているオメガ3や6は積極的に取らないと! って、

 

それらの油がそもそも なぜ体内で作られないのか? と

 

考えたことはないだろうか。。。

 

作られないのには理由があるとは考えない ?

 

「いやいや、だからオメガ6は良くないのだから、

 

           オメガ3だけを取ればいいのです。」
 

 

って、そのオメガ3は 普通に二重結合が多いし酸化もしやすいよね。
 

何から抽出してきたの?

 

それ、その時点で加工したものだよね。

 

種のままでは 消化もされずそのまま排便されてしまうから、

 

すったり、潰したり、練ったりしなくちゃなりませんよね。

 

その現物をスプーン一杯食べるとして、

 

そこに含まれる油の量ってどれくらい??

 

自分ですって絞ってみたらいいよ。

 

現物から取れるくらいなら、食物から摂取できる油として、

 

問題もないんじゃないかなぁ。と私も思います。

 

でもね、種から豆からその食材から、炒め物をするほどの量や、

 

ドレッシングに入れるほどの量の油を得るにはどれくらいが必要か、

 

自分でやってみてごらん。

 

一体どれだけの食材の現物が必要になりますか ?
 

 

フィッシュオイルなんて、そのまま常温で置いていたら

 

腐敗臭があっという間にするはずです。

 

なぜ臭わないの?そのサプリ。

 

と 考えてみたことはない ?

 

 

ナチュラルな生活への思考なのではなかったの ?

 

「オメガ3系の良質な脂質」という表現そのものに

 

違和感がないのはなぜなのか ?

 

 

良質の意味は ?

 

そこに良いも悪いもないのです。

 

体内に入るとどんな働きをするのか? を知らないと。。。

 

自然治癒力を保ちたいのでは?

 

 

選択的な油の摂取についてだけでも2時間くらいの講義では

 

きっとカバーできないくらい、たくさんのポイントから眺めなくてはならないよ。

 

 

植物によってはオメガ6、3への変換酵素があるのに、なぜ人にはないのか?

 

人間にその酵素が備わっていない理由だとか。

 

まさに、ホリスティックに考察しないと。

 

 

 

糖質に関しては、ここ20年余りの 完全糖質除去理論こそが 

 

私たち人間の免疫機能を著しく落とした原因ではないかい ?

 

 

「ナチュラルにいたい、自然に沿った生き方を。」

 

と唱える人が、なぜ、極端な加工したものに惑わされるのか?

 

 

糖と脂質とタンパク質が3大栄養素として 肉体の存在を実現するなら

 

その一つを極端に排除することに偏りがあるとなぜ気がつかないのか?

 

そっちにも問題があると思うなぁ。

 

 

もし、加工したものを使うなら、調整剤として、または免疫抑制剤として、

 

理解して活用する。

 

その意識を持って使うのかどうかで、体へのアプローチは劇的に異なるはず。

 

 

健康呪縛 があるほど ここに陥りやすいものです。

 

健康になるために、の色々を捨てる。

 

間違えていなければ、あなたは勝手に健康です。

 

 

で・・・また長くなっていく。汗

 

 

上で触れた6つの「自然療法的提案」については、

 

ツッコミどころ満載だし、注意事項も満載である、と 

 

しつこく、問題提起しておきます。

 

 

宇宙元旦も迎えましたね〜。

 

この1年の私の課題は、相変わらず明確だ、ということで 

 

気長にお伝えしてまいりますー

 

 

 

Love V

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