『エストロゲンと更年期症状 改めて』
みなさん こんにちは 代替医療師Vanilla です
『エストロゲンと更年期症状 改めて加筆』
全体的(ホリスティック)な捉え方を、大きい視点で伝えると、
自分のこととしてピンと来ない人が多いのです・・・
ほとんどの人が良いか悪いかだけで捉える傾向があるからね・・・
今日は先日から示唆している、エストロゲンについて。
リライトになりますが、改めてアップしておきます。
エストロゲンは 少ないほうがいいのか、多いほうがいいのか
と言う まずはその2元論を手放すところからです。
少ない時もあって 多くなる時もある
それは体内で エストロゲンを必要な時があるし、
それほど必要でない時もあるからよ。
少なすぎるとまずいし。
多すぎてもまずいのよ。
ここがポイントです。
この20年以上 口が酸っぱくなるほど 同じことをお伝えしておりますが
『体は決して間違えない』のですわ。
この「自分」という生命体を生き延びらせることにおいてね。
・
エストロゲンはそもそも体内で起こるべき仕事をするのに必要なホルモンです。
だからこそ分泌がある。
体にきちんとセンサー能力があって、
必要な時に出されて、増えすぎないようにもコントロールもされていますわ。
これは 血糖値も血圧も他もろもろ どれも同じ仕組みです。
まぁ・・今は、
環境状態や、日常的に摂取する食べ物やもの(擬似ホルモンを含む)によって
この正しい反応の 邪魔をされていることが現代人は多いんだけどね 汗
さて、
「人が子供を産むのに最適な環境とは何か?」と、
考えたことはあるでしょうか?
あなただったら・・・
戦場で産みたいですか?
食物が足りない場所で産みたいですか?
愛されていないような荒んだマインドで産みたいですか?
答えは 明確ですよね。 NO です。
そこにいて 安心で安全な巣(家)があって
そこは いつも同じような平和が保たれていて
微生物も いつも知っているチームがワラワラと共生していて
食べたい時に 難なく 食物も手に入って
愛されて心が満たされている状態。
これは、生命体として
自分自身が安心で生き延びられると感じる環境です。
自分が子供を産むなら どんな環境を与えたいでしょう?
まさに こういう環境ではないかな。
非常にシンプルな答えですが
こういった環境が手に入らない人には 受精は難しいのです。
もちろん 人間には適応能力がある
(ストレス対応の仕組みがありますよね)
だから 多少ならば なんとでもなるし
その環境状態に慣れていて、
そのストレスが自分の閾値を超えていなければ
自分のエネルギーの総量の範囲で
そこがパラダイスにも なり得ます。
でも ベーシックな 生命の基盤的なところが 極端に偏っていると
そこは 安全な 生んでいい場所(体)ではない。
それは当たり前のことですわね。
・頻繁にファスティングをしすぎていないか
・極端な糖質制限をしすぎていないか
・加工食品ばかりではないか
・偏り過ぎたヴィーガンや
極端なマクロビアンでないかどうか (極端さが鍵)
はい、気がついていただけますかね。
過剰に何かをする ! という状態です。
★糖という餌が足りないという 危機・ストレス
★危険な物質が多く侵入している状態
★不飽和脂肪酸が 炎症ゴミを増やし
★ホルモン分泌や ブドウ糖代謝を邪魔している 状態だね
甲状腺機能が著しく低下もしているでしょう・・・
副腎というストレス対応の臓器がまさに悲鳴をあげていますわ。
糖が足りずに オメガ3三昧なら 当然副腎疲労ですし
イライラや焦燥感に駆られます。
何らかの過剰を積み重ねることで、
増えすぎるものも 不足のものも
生み出されて バランスが崩れていくのです。
わかるかなぁ・・・・。
言葉を変えれば ある状態の『場』としての体内環境は
毎日 何をを実践することで 確実に積み重ねて
作られていくということでしょう?
・エネルギーの材料があるのかないのか (糖代謝・甲状腺機能)
・材料が うまく使われない環境でないかどうか (PUFA ・膵機能)
・ホルモン分泌の邪魔をされていないかどうか (PUFA・ストレス反応)
この辺が 特に 大事なのです。
*(PUFA・プーファ = 多価不飽和脂肪酸/オメガ3や魚油)
あなたの体が コレステロールを
変換させてホルモンを分泌していますが、
これもスムーズにいくなら 環境に対して分泌は決まるものです。
プロゲステロン
アルドステロン
コルチゾール
テストステロン と エストロゲン へと
この代謝の流れが その『場』によって
あなたをどう生かすのかを決めていきます。
この・・・コレステロールの正しい変換も 上記にしたように
現代食の選択(特にPUFA)で 邪魔されているんだけどね 涙
ここで、多くの人に 最も刷り込みのある
「エストロゲンを 増やすのか 減らすのか」の話。
一般的に エストロゲンがどう捉えられているかというと
『更年期障害の原因はエストロゲンの低下のため、エストロゲンが減ることで、更年期障害の症状を悪化させてしまいますが、
逆の見方をすれば、エストロゲン依存性疾患とされる乳がんや子宮内膜の病気を減らすことにもつながります。』
こんな感じで一般的には書かれているかな
なぜ 疑わないのか? 。滝汗
・更年期障害 は エストロゲンが足りないせいで
・乳がんや内膜症 は エストロゲン過多で
起こるって書いてあるね。
乳がんや 内膜症が エストロゲン過多によって炎症が起こり、
体がある状態に陥ることで引き起こされることは、
機序的に間違っておりません。
ちなみに・・・・血液検査で’出てくる数値は 血液内の話で
それぞれ問題がある臓器内での エストロゲン値ではありません・・・。
では、ここで
更年期障害とは 何か ?です。
更年期の症状である 代表選手は
・月経異常
・ホットフラッシュ(体がひどく暑くなる)
・動悸
・膣の乾き
・尿もれ
・睡眠障害、
・うつ、イライラ、などなど
個人によって発症する症状が異なるだけでなく、
発症期間、程度も大きく異なりますって どこにでも書いてありますわ。
実際 症状を自覚しているなら 自分でよく観察すれば
実はエストロゲンが多いタイミングで
炎症は悪化しているのがわかるはずです。
(生理周期 排卵時や生理前を気をつけてみてね)
そもそも エストロゲンは 炎症や組織を壊す力を持っている
火付けマッチのようなものです。
その力で 排卵(卵子が飛び出る)も起こすし
月経(内膜が剥がれる)も起こす。
でも エネルギー量が十分な健全な体であれば
壊れた部分をすぐに修復し 元に戻せます。
体内仕事するには エネルギーが必要だからねぇ・・・
本来、更年期は『障害』としては起こりませんわ。
もし、生体内がまともに機能していたら、
生殖にエストロゲンを使わなくなった時は、当然余ってきます。
そうするとエストロゲン分泌を含むホルモンの調整をするのに、
2、3年は多少症状は出るでしょうが、
病態のようになることはないのよ。
つまり、やり過ごせるくらいで、2年半〜3年くらいかけて
うまく 女性から 中性へと 変体していきます。
はい、ですから、ここで疑問が出てきますよね
月経異常がどんなメカニズムで起こるのか?
そこは 本当にエストロゲンが少ないからか???
ホットフラッシュという火照りが 起こるのはなぜか?
膣や子宮萎縮が起こるのは?
膣の乾きがひどくなるのは?
エストロゲンが足りないからか???
ってね。
どんなことも なぜ??が 気になりませんか?
体は決して間違えないこと、
コレステロール変換がどんな状態で起こるのかとか、
コレステロールが変換されず余るってどういうことなのかとか、
生理や排卵が女性にとってどんな役割のものなのかとか、
生理や排卵が可能な状態と、メカニズムとは??って
この辺が、わかれば わかるほど
エストロゲンが少ないことで「更年期症状」が起こるわけではないのだ、と
理解できるはず。
と、なると エストロゲンを足しすぎるのは問題でしょっ!
更年期を「障害」にせず、「症状」程度でうまくやり過ごすには
エストロゲンの過剰を その変体していく3年くらいの間
どうマネジメントするのか
ここがポイントです。
また 長くなっていく・・・汗
これは 続きも知ってほしいなぁ。。。
皆さんの「偏りなく、生きる力とは?」
ではでは、Have a lovely day ♡
Love V