1. HOME
  2. ブログ
  3. 『慢性疾患における、治癒への道の心得』

Blog

ブログ

Naturopath. V

『慢性疾患における、治癒への道の心得』

みなさん こんにちは   代替医療師Vanilla です

 

4、5年前に書いた記事ですが 

 

また新たにシェアしてくださっている方もいるので

 

加筆して再アップしておきますっ

 

 

1)

基本、慢性疾患の大元の原因は同じものです。

 

そこの対処さえ間違えなければ 必ず 治癒していきます。

 

 

2)

症状や体調改善に何かを試すとき、体の変化に100日を目安に考えることです。

 

何かを変えたら2−3ヶ月は続けてみる。

 

または、何かを変えて2−3ヶ月経ってから引き起こる状態が次のステップです。

 

機序もメカニズムもわかって、試してみた「それ」は、

 

少なくとも2−3ヶ月は待ってみよう。

 

薬剤のような20分くらいで起こる抑制をかける力はそこに期待しないように。

 

それは治癒からは反対側の道です・・・・焦らないこと。

 

 

 

3)

発症してしまったその状態も、そこからまた変化を起こすのに

 

2−3ヶ月かかります。

 

つまり、慢性の症状が一転しての炎症の始まりは、止めることができません、

 

2−3ヶ月続きます。いつもお伝えしている100日ルールです。

 

例えば、子供の皮膚の抑圧のあとに起こる『トビヒ』なんかは、

 

これからの季節に増えるのですが、

 

初めての反転なら症状が落ち着くのに2−3ヶ月はかかるからね。

 

でも、必ず それくらい経てば鎮まります。

 

何もしなくても。です。

 

でも、その間の症状は苦しいですから、

 

何らかの鎮静作用のある自然療法の杖でサポートしていきましょう。

 

ちなみに、翌年同じ頃に同じような症状が出ることが多いですが、

 

次の年はもっとスピーディーに治まります。

 

必ず、自分の取説ノートをつけておくことです!

 

 

 

4)

一度壊れた、壊した過去がある部位は、必ず出口になります。

 

怪我した、

打撲した、

骨折した、

掻きこわした、

界面活性剤(石鹸以外の発泡洗浄剤、クリーム類、流せるオイル洗浄剤など)をよく使った、

薬を塗った、などなど。

 

通常のバリアゾーンで防衛されている状態からバランスを失った部位は、

 

何十年経っても体は覚えています。

 

もし、ちょっと体調が悪いとすぐに湿疹になったり、

 

症状が出る部位は、いい意味での体のバロメーターです。

 

ラッキーじゃないですか、

 

そこを目安にして生活習慣の改善に心がけましょう。

 

 

 

5)

近いところでの2−3ヶ月の変化を繰り返し続けながら、

 

徐々に体は5年かけて変化していきます。

 

土壌の作り変えには5年。と、しつこく言いますが、はい、5年です。

 

それは自然の土壌も体という土壌も一緒です。

 

畑でいえば、慣行農法の農地から自然農法へと作り変え中の3年目には

 

ひどい収穫率 または 全くの不作、不毛の時期を迎えます。

 

同じく、体も2、3年で やっと半分くらいの作り変えが終わり、

 

以前(治癒へのスタート時点)とは状態が変化してきます。

 

冷えが改善されだしてエネルギー生産で温まり出すのも2、3年後、

 

そして 温まり出すということは、

 

電気的な生体反応が正常化し、

 

代謝が上がり、

 

エネルギーが余り始めますから、

 

自分の排出の力も増え

 

抑制されていた症状があれば、少しずつ出始めるでしょう。

 

そこをどれだけうまくマネジメントしていくかが鍵です。

 

 

 

6)

治癒への道は「体の作り変え」がベースにありますが、

 

出てくる症状は不快なものですから、

 

うまく向き合っていかなくてはなりません。。ここが大きなポイントです。

 

我慢は しないことです。ただ耐えるのではありません。

 

だからこそ、たくさんの自然療法なり、なんなりの対処用の杖(武器)

 

を持っておいて欲しい。

 

対症療法的にも、対処しつつ、

 

それで治ったと勘違いすることなく、

 

5年かけて体を作り変えていきまでしょうね。

 

 

 

7)

途中、途中、苦しい症状もでてくるでしょう。。

 

そこのマネジメントを2人3脚してくれる治療家を身近に見つけることです。

 

その一時的な対処法を、一時的だと認識した上で、伴走してくれる治療家です。

 

 

 

8)

治癒への道は必ず用意されていることを忘れないことです。

 

何もしないということではありません。

 

これだけの環境の中で体調を崩したのなら、

 

それに対抗できるだけの武器も持っていたほうがいい。

 

でもね、たとえば『酸化が悪』で『還元が善』というような

 

2元的な良い悪いの発想だけにとらわれないことです。

 

たまたま世の中では、酸化でのバランスの崩れに注目が集まり、

 

マーケットがその主流になっているから

 

「酸化」に対応する抗酸化ものがはやる。

 

でも、「還元」だって中庸ではありません。。。。

 

酸化から上手に逃れたら、過剰な還元からも距離を取りましょう。

 

そのバランスが本当に大切なのよ。

 

 

陰陽の考え方では、

 

陰が極まって起こる事態に対しては、陽で対処するのだろうけれど、

 

その本質は『ふたつで一つ』だというバランス論なのです。

 

陽が極まることで起こる症状や、状態もあるのだと決して忘れないようにね。

 

 

水も火も、冷えも熱さも どちらかがなくなることがあってはならないのですわ。

 

 

慢性疾患を患う人が冷たいからといって、

 

ずっと温めること、熱くなるための過剰な選択肢を

 

ずっと続けていいわけじゃない。ってこーとー。

 

ちなみに・・・・ そういう患者は この逆の冷やし続けるような

 

選択(例えばオメガ3オイルをセッセととるとか)も 

 

実は 良かれと思って 知らないうちに続けているからね。

 

冷やしたり あっためたり 忙しい必要はないんだよ。。

 

本当は 体が 勝手にやる仕事ですよ 

 

Love V

関連記事