『腸内細菌の驚くべき事実!』
心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ―ヒロです。
ようやく『新・免疫革命』の続編である『続・免疫革命』の本稿を仕上げることができました。
実際に書き終えると、まだまだ書き足さないといけないという気持ちに駆られるのですが、それは次の著作に反映していきたいと思います(^○^)。
中身は楽しみにしておいてください(*^。^*)。
さて、その『続・免疫革命』のメインテーマの一つが腸内細菌です。
その乳酸菌などの腸内細菌についてショッキングな事実が分かったという研究内容が発表されています(Nature (2018))。
それは腸内細菌が電気を発しているということ。
バクテリア1つで数十万の電子が1秒間に流れているといいます。
以前にバクテリアが電気を発していることを利用する研究が進んでいるという話題をお伝えしました。
これらのバクテリアは比較的なじみの薄いものでしたが、今回はなんと私たちの腸内のバクテリアの間でも電気が流れているという話です。
乳酸菌に関わらず、あらゆるバクテリアは私たちと同じように電子のフローで生きています。
拙著(『ガンは安心させてあげなさい』)では、電子が細胞内に渋滞することがすべての慢性病の原因であることを力説しました(*^。^*)。
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バクテリアもそれは同じです。バクテリア内で電子が蓄積すると死滅するので、電子をフローさせなければなりません。
さて、その電子のフローによって電流が起きるのですが、その詳しい仕組みを説明しています。
電子の蓄積を防ぐために使用している物質がビタミンB2(正確にはフレイビン)。
バクテリアは電子が細胞内に溜まらないように、せっせとビタミンB2に細胞外へ運ばせているのです。
ちなみにビタミンB2は私たちもミトコンドリア内で電子の運搬役に使用しています(#^.^#)。
エネルギ―代謝という面から見ると、バクテリアは私たちと基本設計は同じということですね。
さて、腸内細菌はほとんど酸素を利用することができません。
腸内環境が低酸素だからですね。
したがって、私たちのように酸素に電子を受け渡すことができません。
そこで活躍するのがミネラル、金属類です。
とくに人体に豊富に存在するのは鉄です。
腸内細菌は鉄を酸素の代わりに使用します(鉄に電子を与える)。
鉄の他にもマンガンやヒ素、あるいは、ゴールド、ウランまで利用できます。
「腸内細菌は鉄で呼吸する」ということですね。
これはいわゆる病原菌といわれるバクテリアでも同じ。
鉄がないと呼吸できないのです。
鉄過剰がなぜ危険なのか分かりますね!(^^)!。
実際に鉄によって糖尿病、肥満などのメタボだけでなく、ガンなどのあらゆる慢性病を引き起されることを『続・免疫革命』で微生物との関連でも詳述しました(^○^)。
将来は私たちの便から取り出したバクテリアで電気が作れる時代がくるかも知れません(^○^)。