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Dr.HIRO

『重度の自閉症やてんかん発作について〜リアルサイエンスシリーズ』

 

 

 

心身の健康ヘルスケア・パーソナルコーチのリアル・サイエンスドクタ—崎谷です。

 

 

 

次回のウエルネスラジオのテーマ「脳の仕組みとそのトラブルに関して(脳腫瘍・認知症・健忘症・狂牛病など」

で、重度の自閉症やてんかん発作についてのご質問がありました。

 

 

 

乳児期からてんかんや自閉症となる原因として、現代の欧米社会で急増しているのは、母親が妊娠中に抗うつ薬(SSRI)を服用していることがあげられます(Maternal Serotonergic Antidepressant Use in Pregnancy and Risk of Seizures in Children. Neurology 2022;98:e2329-e2336)。

 

 

 

 

セロトニンというストレス物質によって痙攣発作(てんかん)や自閉症が起こるということです。

 

 

 

 

動物実験でも、セロトニン過剰によって、自閉症やてんかんが引き起こされることが示されています(Social Behavioral Deficits Coincide with the Onset of Seizure Susceptibility in Mice Lacking Serotonin Receptor 2c .PLoS One. 2015 Aug 26;10(8):e0136494)。

 

 

 

 

セロトニンをブロックすることで、自閉症様症状がなくなることも併せて報告されています。

 

 

 

 

セロトニンは慢性ストレスで脳内でも産生が高まります。

 

 

 

 

 

そしてセロトニンはさらにストレスを増強します(Chronic stress increases serotonin and noradrenaline in rat brain and sensitizes their responses to a further acute stress. J Neurochem. 1988 Jun;50(6):1678-81)。

 

 

これが脳の興奮を増強します。

 

 

 

脳が常に興奮してリラックス状態になれないことで、てんかんや自閉症が引き起こされるのです。

 

 

 

みなさんも、ストレスがたまるとイライラしたり、過剰に副交感神経が興奮して吐き気を催したりする経験をされたことがある思います。

 

 

 

このときは甘いものが無性に欲しくなるはずです。

 

 

 

この脳のストレスを軽減するには、やはり糖質が最も効果的だからです(Sucrose intake and corticosterone interact with cold to modulate ingestive behaviour, energy balance, autonomic outflow and neuroendocrine responses during chronic stress 。J Neuroendocrinol. 2002 Apr;14(4):330-42)。

 

 

ちなみに、セロトニンは脳の糖のストック(グリコーゲン)を減少させます(Brain Glycogen Decreases During Intense Exercise Without Hypoglycemia: The Possible Involvement of Serotonin. Neurochem Res. 2015 Jul;40(7):1333-40)。

 

 

 

 

したがって、セロトニンによるストレスの影響を防ぐためにも、糖質をしっかり摂取させてあげると、自然に脳の神経細胞の興奮がおさまってくるため、てんかんや自閉症が軽快していくのです(^_−)−☆。

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