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Dr.HIRO

『アントニオ猪木氏の命を奪った病気は?〜リアルサイエンスシリーズ』

 

 

 

心身の健康ヘルスケア・パーソナルコーチのリアル・サイエンスドクタ—崎谷です。

 

 

 

 

プロレスや異種格闘技の全盛期を築き上げたアントニオ猪木さんが、10月1日に心不全でお亡くなりになりました。

 

 

 

私も子供の頃は、この異種格闘技に夢中になりました。

 

 

 

 

 

死因とされる心不全の原因は、猪木さんが長年患っていた「全身性アミロイドーイシス(systemic amyloidosis)」という病態です。

 

 

 

 

強靭な身体を持つ猪木さんの命を奪った全身性アミロイドーイシスとはどのような病態なのでしょうか?

 

 

 

 

全身性アミロイドーシスは、シート状(線維)構造をもつ蛋白質であるアミロイド(異常タンパク質)が、全身臓器に沈着することによって機能障害を引き起こすものです。

 

 

 

 

心臓、腎臓、肝臓、脳神経系、消化管、肺、筋肉、皮膚、結合組織などに異常タンパク質が沈着することで、臓器障害を起こします。心不全、腎臓障害(ネフローゼなど)、肝臓障害、手足のしびれ、消化器障害、貧血などを引き起こし、全身が衰弱していきます(Systemic amyloidosis from A (AA) to T (ATTR): a review. J Intern Med. 2021 Mar;289(3):268-292)(Systemic Amyloidosis: a Contemporary Overview. Clin Rev Allergy Immunol. 2020 Dec;59(3):304-322)。

 

 

 

 

 

ちなみに、遺伝子ワクチンの副作用の一つにこの全身性アミロイドーシスが掲載されています(ps://phmpt.org/wp-content/uploads/2021/11/5.3.6-postmarketing-experience.pdf)。

 

 

さて、なぜこのような異常なタンパク質が臓器に沈着するようになるのでしょうか?

 

 

 

様々なストレスによって異常タンパク質が産生させることが分かっていますが、その中でも主因となるのが、現代人の食事に潜んでいます。

 

 

 

 

それは、植物油脂(シードオイル、クッキングオイル)とフィッシュオイルです。

 

 

 

 

これらをまとめて「プーファ(多価不飽和脂肪酸)」と呼びます。

 

 

 

 

このプーファの蓄積量によって、ストレスがかかったときに異常タンパク質が過剰に合成されるようになります。

 

 

 

 

実際に、プーファ(プーファと鉄から形成されるアルデヒド)は、全身性アミロイドーシスに認められる異常タンパク質の産生を促します(Free fatty acids stimulate the polymerization of tau and amyloid beta peptides. In vitro evidence for a common effector of pathogenesis in Alzheimer’s disease.Am J Pathol. 1997 Jun; 150(6): 2181–2195)(Effects of free fatty acid on polymerization of islet amyloid polypeptide (IAPP) in vitro and on amyloid fibril formation in cultivated isolated islets of transgenic mice overexpressing human IAPP. Mol Med. 2002 Dec;8(12):863-8)(Oxidative stress is found in amyloid deposits in systemic amyloidosis. Biochem Biophys Res Commun. 1997 Mar 17;232(2):497-502)(Promotion of amyloid beta protein misfolding and fibrillogenesis by a lipid oxidation product. J Mol Biol. 2008 Apr 4;377(4):1236-50)。

 

 

 

 

詳しいメカニズムは、拙著『メタボリックスイッチ』に複数のエビデンスをご紹介していますので、ご参考にされてください(^_−)−☆。

 

 

 

 

異常タンパク質が蓄積する全身性アミロイドーシス、アルツハイマー病、プリオン病などが高齢者に多いのも、プーファや鉄が加齢とともに蓄積するからです。

 

 

 

現代医療では、この根本原因に蓋をしておいて、対処療法だけという惨状です。

 

 

 

 

実際に全身性アミロイドーシスに対しては、難病指定されていて、まだ治療法が見つかっていません。

 

 

 

 

現代医療は一刻も早くこの根本原因にアプローチすべきです。

 

 

 

 

アントニオ猪木さんのご冥福をお祈りします。

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