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Dr.HIRO

『気軽に摂取してはいけない“抗生物質”〜リアルサイエンスシリーズ』

 

 

 

心身の健康ヘルスケア・パーソナルコーチのリアル・サイエンスドクタ—崎谷です。

 

 

 

歯科医院や病院に行くと、抗生物質なる医薬品が気軽に投与されています。

 

 

 

 

 

 

感染予防のために処方されるケースも散見されます。

 

 

 

 

 

さらに、養殖の魚や家畜に大量に抗生物質が投与されています(早く成長させるため)。

 

 

 

 

 

 

もちろん、環境中に垂れ流された抗生物質は、水道にも紛れ込んでいます。

 

 

 

 

 

これらが食事を介して私たちの体内に取り込まれています。

 

 

 

 

 

 

しかし、この気軽な抗生物質の投与による抗生物質耐性菌による死亡が年々増えていることをご存知でしょうか?

 

 

 

 

2021年の時点で、抗生剤耐性菌の感染による死亡者数は、総計で年間70万人を超えています(Bacterial Antibiotic Resistance: The Most Critical Pathogens. Pathogens. 2021 Oct 12;10(10):1310)。

 

 

 

 

 

 

 

この抗生剤耐性菌の感染による死亡者数は、エイズやマラリア感染による死亡者数を上回っています(Advancements in antimicrobial nanoscale materials and self-assembling systems. Chem. Soc. Rev. 2022;51:8696–8755)。

 

 

 

 

あの世界保健機構(WHO、別名、♨️ゲイツ保健機構)でさえ、抗生剤耐性菌の出現に警鐘を鳴らしています(『Report signals increasing resistance to antibiotics in bacterial infections in humans and need for better data [EN/AR/RU/ZH]』 WHO , 10 Dec 2022)。

 

 

 

 

 

 

感染症治療で入院した場合、病院で抗生剤耐性菌の出現は50%を超えるとされています。

 

 

 

 

 

 

 

新型コロナなる人工ウイルスや遺伝子ワクチンによって、ウイルス感染症と呼ばれている病態になると、免疫抑制(免疫力低下)になり、今まで体内で共存していたバクテリア(細菌)が炎症の火種(バクテリア感染)になります。

 

 

 

 

またバクテリア感染になると、すでに免疫抑制状態になっているため、ウイルス感染(実際はエクソソーム感染)にもなりやすくなります。

 

 

 

 

このために、現代医療では感染症の症状が出ると、抗生物質を出したがるのです(正確には、それしか対処法がない)。

 

 

 

 

 

 

バクテリアもウイルスと呼ばれている遺伝子を含むエクソソームも、抗生物質や抗ウイルス薬によって耐性をいとも簡単に獲得します。したがって、いくら新しい殺傷能力のある薬剤を開発しても、それを上回る防御体制がすぐに敷かれるという迷路に入り込むことになります。

 

 

 

 

 

 

これらの薬剤耐性病原体による死亡の急増は、現代医療の基礎となっている「病原体仮説」の誤りを示している良い例です。

 

 

 

 

むしろ、抗生物質そのものの副作用(糖のエネルギー代謝の低下)も耐性菌による死亡増加の大きな原因になっています(Antibiotic drug piperacillin induces neuron cell death through mitochondrial dysfunction and oxidative damage.Can J Physiol Pharmacol. 2018 Jun;96(6):562-568)(Bactericidal antibiotics induce mitochondrial dysfunction and oxidative damage in Mammalian cells. Sci Transl Med. 2013 Jul 3;5(192):192ra85)(Influence of Antibiotics on Functionality and Viability of Liver Cells In Vitro. Curr Issues Mol Biol. 2022 Oct 3;44(10):4639-4657)。

 

 

 

 

 

 

最近では、抗生物質ではない物質で、感染症に効果がないかが検討されています。

 

 

 

 

その中でも興味深いのは、私たちの糖のエネルギー代謝を高める二酸化炭素濃度を高める物質の抗菌作用に注目されています(Carbonic Anhydrase Inhibitors as Novel Antibacterials in the Era of Antibiotic Resistance: Where Are We Now? Antibiotics (Basel). 2023 Jan; 12(1): 142)。

 

 

 

 

 

まだ現代医学では、私たちの体内の二酸化炭素濃度を高めるとなぜ抗菌効果を発揮するのかという本当の機序が理解できていません。

 

 

これらは、「病原体仮説」ではなく、「宿主説」が正解であることを示しているのです(^_−)−☆。

 

 

 

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