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Dr.HIRO

『疲れているのに眠れない理由〜リアルサイエンスシリーズ』

 

 

心身の健康ヘルスケア・パーソナルコーチのリアル・サイエンスドクタ—崎谷です。

 

 

「すごく疲れているのに、なにかザワザワして寝つけないないということを経験したことはあるでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

これはコルチゾール、セロトニン、エストロゲンなどのストレスホルモンが高くなっている状態で起こります。

 

 

 

これらのストレスホルモンは、私たち

を不安、混乱そして興奮へと駆り立てます。

ストレスホルモンが高い状態では、アジテーションが強いため、疲れを「疲れ」と認知することができません(アジテーションで「疲れ」という感覚がマスクされる)。

 

 

 

これは、ストレスによって、冷静な思考がストレスによって引き起こされる情動や感情に飲み込まれるからです(Stress and Decision Making: Effects on Valuation, Learning, and Risk-taking. Curr Opin Behav Sci. 2017 Apr; 14: 33–39)。

 

 

 

 

大事な問題や交渉は、その場で回答するのではなく、じっくり家に案件を持ち帰ってから検討すべきとよく言われます。

 

 

 

 

これは、ストレス下では、冷静な判断が衝動的な意思決定に置き換えられるからです。

 

 

 

自分の状態を第三者の目で冷静に眺めることを「メタ認知(metacognition)」と呼びます。

 

 

 

メタ認知はストレス下ではできません。

 

 

 

 

実際に、コルチゾールを注射した臨床実験では、メタ認知機能が低下することが確かめられています(Hydrocortisone decreases metacognitive efficiency independent of perceived stress. Sci Rep. 2020 Aug 24;10(1):14100)。

 

 

 

ストレスがあってもそれを「ストレス」と認知することができないのです。

 

 

 

 

ストレス下では、痛みや苦痛により敏感になりますが、これも痛みという感覚を冷静に認知できないことで起こります(糖のエネルギー代謝の高い人は、痛みを冷静に分析できるため、痛みに強い)。

 

 

 

 

これは不調が常態化している人(=慢性ストレス下にある)は、「不調」と認知できないのと同じメカニズムです。

 

 

 

疲れているのにザワついて眠れないのも、「疲れ」を認知できないからです。

 

 


 

 

このようなときは、ハチミツ、砂糖、塩を摂取すると、「疲れ」を感じることができるため寝つきやすくなります。

 

 

 

これは糖質が最大の抗ストレス物質だからです(^_−)−☆。

 

 

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