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NLB-『ウイルスは存在しない』から見た新型コロナワクチン

今回は、新型コロナウイルスに対する遺伝子ワクチンの問題を

拙著『ウイルスは存在しない』に絡めてお伝えしていきます。

 

ファイザーやモデナの遺伝子ワクチンには、

新型コロナウイルスのスパイクタンパク質をコード(産生)するメッセンジャーRNA(mRNA)が入っています。

 

過去にもメッセンジャーRNA(mRNA)のワクチンが開発されていますが、

体内に入るとRNaseという酵素によって分解されやすいことや

インターフェロン(type I interferons)を誘導することがネックとなって

臨床応用のネックとなっていました(J Control Release. 2021 Feb 10;330:1016-1033)。

 

二本鎖RNA(および一本鎖RNA)は、Toll様受容体(TLR)と結合して炎症反応を引き起こします

(エンドソームに存在するTLR3、TLR7、TLR9)。

また、細胞内に存在するRIG-I (retinoic acid-inducible gene-I)、

MDA5 (melanoma differentiation-associated protein 5) と結合して、

最終的にインターフェロンおよびNF-kB (the transcription factor nuclear factor-kB)という

炎症のスイッチをオンにするタンパク質の発現をもたらします(Front. Immunol. 2014;5)。

 

つまり、ウイルスのような架空の存在を想定しなくても、

私たち生命体の遺伝子や人工遺伝子を血管内投与すると、このようにインターフェロンや炎症反応が起こるのです。

 

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