『近視の劇的増加の原因は?』
心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ—崎谷です。
みなさんは近視になっていないでしょうか?
眼鏡をかけないと見えないという状態は、サバイバルでは極めて不利ですね・・・・・
近視は癌やうつ病と同じくパンデミックの状態(The myopia boom)になっています。
今世紀末には、全世界人口の1/3は近視になると予測されています。
現在の特徴として、東アジア(中国、韓国、日本)での近視の激増が顕著です。
中国ではほんの60年前では、近視の割合は全人口の10-20%でした。
現在では、10代の子供の90%は近視といわれています。
これは韓国でも同じで、19歳の96.5%が近視のようです。
近視は病気ではないと言われていますが・・・・・・
近視が進行すると、眼球が変形(縦に長くなる)するため、網膜剥離、白内障、緑内障などによって失明になりかねません。
近視の原因は、長らく遺伝にあると言われてきました。
いやいや。。。。。。。
近視の原因はズバリ、”日光不足”であることが報告されています(Nature. 2015 Mar 19;519(7543):276-8)。
つまり環境因子ということです。
これは老眼でも同じでしょう。
日光によって、網膜においてドーパミンが産生されます(「基礎医学シリーズ」参)。このドーパミンが近視の眼球の変形をとめるのです。
このドーパミンの反対の作用をするのが、アンハッピーホルモンのセロトニン。
したがって、抗うつ剤(SSRI)を長期摂取すると近視になるということです(^_-)-☆
ドーパミンはセロトニンの合成をブロックする作用もあります。
ドーパミンが網膜で十分に産生されるには、どのくらい日光浴をすれば良いのでしょうか?
だいたい10,000 ルクス(lux)の明るさの日光の下で、約3時間だそうです。
現代人の子供~高齢者まで、日光の下で3時間も過ごすようなライフスタイルを送っている人は、残念ながらほとんどいないでしょう。
私も早速、明日からなるべく太陽光を浴びるように工夫をしようと思います(^_-)-☆。