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Dr.HIRO

『泥んこ療法ークレイの効果』

 

伝統療法で皮膚の外傷や感染にクレイ(粘土)が用いられてきました。

 

 

いや、動物も沼などで泥を体に塗っていますよね。

 

 

うちのワンちゃんも、泥んこ大好きでした(^_-)-☆。

 

 

 

いつもコソ泥のような顔になっていました´艸`)

粘土といえば、幼稚園のときによく遊んだ灰色のものを思い浮かべますが・・・・

今は色とりどりの粘土がありますね(^_-)-☆。

 

さて、感染症を抗生物質を使って治療しようとすると、必ず耐性菌が繁殖します(基礎医学の遺伝子総集編でその仕組みを詳述しました)。

 

病院でもMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)やCRE(カルバペネム耐性腸内細菌群)などの耐性菌が増殖し、問題になります。

 

感染症(バクテリア)には抗生物質というのは少し短絡的な思考かも知れません。。。(私たちの体の場の方が大事(^_-)-☆)

 

さて、皮膚の耐性菌に対しても、クレイ(粘土)が有効であることが最新の研究で分かりました(International Journal of Antimicrobial Agents, 2018)。

 

 

 

どのクレイでもよいという訳ではありません。

 

 

今回効果があったのは「ブルークレイ」。

 

このブルーは還元鉄の色です。

 

 

 

一般にバクテリアは鉄で増殖します。

 

 

 

これはバクテリアのエネルギー代謝、つまり電子の受け取りを鉄が行ってくれるからです。

 

 

 

ただし、その場合の鉄は酸化鉄(Fe3+)です。

 

ブルークレイに含まれるのは還元鉄(Fe+)。

 

 

 

こちらの還元型は逆に電子の渋滞が起こるためにバクテリア(生命体すべて)が死滅するのです(この電子のフローの仕組みは『ガンは安心させてあげなさい』に詳述)。

 

 

 

 

したがって、感染部分のみにブルークレイを湿布するのは良いアイデアだと思います(^_-)-☆。

 

 

動物の本能的にこのことを知っているので、泥風呂に入るのでしょう!(^^)!。

 

生命の仕組みを考えると、このクレイ治療の方が抗生物質治療よりもより本質を突いていますよね(#^.^#)

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