『毒性物質と感染症』
心身の健康ヘルスケア・パーソナルコーチのリアル・サイエンスドクタ—崎谷です。
ワクチンを世界的に展開している財団と深い繋がりのある日本の団体(および政党)も、政府に全国で緊急事態宣言を出すべきと迫っています。
フェイクパンデミックということを知っている日本の支配層も本当は、緊急事態宣言などしたくはないでしょう。
2月に接種開始される新型コロナ遺伝子ワクチンがどれだけ捌けるかによって、足並みを揃えないと首が飛ぶので、“煽り”を入れないといけなくなるかもというくらいの認識だと思います。
さて、次作(出版まで苦労しています)には、感染症の本質についても現代医学では語られない事実をお伝えしています。
その一つが、感染症の本態は毒性物質への曝露にあるということを豊富なエビデンスで示しています。
米国の国民健康栄養調査(NHANES)に1988〜1994年(NHANES III、7,173人)、および1999〜2006年(NHANES 1999-2006、8,678人)に参加した45歳以上の人1万5,851人のデータを分析した興味深い疫学的調査結果が報告されています(Environmental health perspectives. 2020 12;128(12);127004. doi: 10.1289/EHP7598)。
このデータを基に、カドミウムとインフルエンザまたは肺炎による死亡との関連を検討しています。
1988〜1994年のデータでは、尿中カドミウム濃度が高いグループでは、低いグループと比較して、有意にインフルエンザや肺炎で死亡する確率が15%高い結果が出ました。
喫煙歴のないという条件での比較では、尿中カドミウム濃度が高いグループでは、低いグループと比較して、有意にインフルエンザや肺炎で死亡する確率が27%高かったようです。
1999-2006の参加者の中でも、血中カドミウム濃度が高いグループでは、低いグループと比較して、統計学的には有意でないものの、インフルエンザや肺炎で死亡する確率が高い結果が出ています。
喫煙歴のない人に限った場合では、血中カドミウム濃度が高いグループでは、低いグループと比較して、インフルエンザや肺炎で死亡する確率が71%高かったようです。
今回の論文では、カドミウムが新型コロナの重症化に及ぼす可能性があるとしながら、カドミウムの含有量が多い食品(穀物、米、肝臓や腎臓などの動物の臓器、大豆、ある種の葉野菜)の多少の変更が必要だという結論でした。
なぜ、今回、感染症とカドミウムだけの関係を調べたのか分かりませんが、感染症という病態に関与しているのは、他の重金属、放射性物質、プーファ、エストロゲン物質など多数の毒性物質があります。
ちなみにカドミウムはイタイイタイ病という差別の対象ともなった公害病の原因物質で、強力なエストロゲン作用物質です(基礎医学『糖のエネルギー代謝と重金属』)。
エストロゲンやセロトニンといったストレス物質が、感染症の本態であることをお伝えしてきましたが、今回はそれを補強する疫学的調査です(疫学的調査では因果関係は言えない)。
新型コロナよりも、カドミウムのような重金属汚染の方が、グローバル・パンデミックなのです。
“外来の病原体が感染して病気になる”という100年以上に渡る刷り込み「病原体仮説(germ theory)」が幻想であることをこれからも少しずつですが、明らかになってくるでしょう。