『宇宙旅行で認知症になる!』
もうそろそろ地球が危なくなってきたので、火星などに移住するという映画がいくつか公開されていますよね。
しかし、宇宙空間はプラズマや宇宙線といった高エネルギー荷電粒子に満ちあふれています。
こういったいわゆる高エネルギー放射線に暴露すると・・・・・
たとえば地球上では低地の方が、宇宙放射線の障害を大きくなります。
なぜなら、低地の方が高地より、宇宙線がたくさんのもの(主に大気)に衝突して、二次、三次の放射線を出します。こちらの方が組織に与えるダメージが大きくなることによります(higher LET)。
それでは空よりも高い、宇宙空間ではどうでしょうか?
NASAの最新の研究で、ラットを長期の宇宙旅行で宇宙飛行士があびる銀河宇宙線と同じような高エネルギー荷電粒子にあてた実験が公表されました(Scientific reports. 2016 Oct 10;6;34774)。
それによると・・・・・
脳に炎症が起き、多大なダメージを負わせることが判明。
記憶障害や不安を起こすような変化が見られました。
う~ん。
どうやって米国(NASA)は2030年代までに宇宙飛行士を火星に派遣して帰還させるのでしょうか。
映画も実際に即してもっとリアルに作成してもらいたいものです。。。。
さて、人体は電離放射線(X線、ガンマ線、粒子線)を受けると体内にある電子が活性化します。
通常は動植物の代謝でも消化でも、電子が活性化される状態(電磁場形成)がつくられますが、これは秩序立っています。
ところが、電離放射線や不飽和脂肪酸の酸化などで起こる“電子の活性化”はランダムで予測しない連鎖反応が起こります。
ここがポイントです(電離放射線に安全値などはない!=ホルミシス効果などない)。
宇宙に人間が出て行ったときに起こることは、実は日々わたしたちの体の中で起こっていること(不飽和脂肪酸の酸化、放射線障害)と同じといえば驚きですね(^^♪。
私が今、崎谷塾でお伝えしている生化学レベルの話は学問の基礎です。これをしっかり理解した上でそのさらに根底にある量子レベルの世界と融合していかなくてはなりません(これはエレメントマトリックス同様、ライフワークになるでしょう)。
11月6日の崎谷塾「ホルモンシリーズ」では、教科書にあるホルモンの作用機序がとんでもないウソであって、ひょっとすると量子レベルの話かも知れないということもお伝えできればと思います。
(こちらの記事は2016年に投稿されたものを再投稿したものとなります)