『免疫抑制さん、さようなら(^_-)-☆』
※こちらの記事は2018年8月に投稿した記事の再投稿となります。
最新の解析研究で、プロバイオティクス、プレバイオティクス、その2つを足したシンバイオティクスの安全性の評価が不十分であることが報告されました(Annals of internal medicine. 2018 Jul 17)。
プロバイオティクスの慢性摂取と全身性の感染症・過剰な炎症および代謝異常といった有害事象(副作用ともいう)を引き起こすことが過去にも報告されています。
なぜほとんどのプロバイオティクスの臨床試験でこれらの有害事象が報告されていないのでしょうか?
それは、臨床試験をしている研究者や医師たちが、はなからプロバイオティクスやプレバイオティクスが安全で有益と信じ込んでいるからです。
ワクチンについても同じですね。
ワクチンの長期的作用をフォローしている医師など現実にはいないでしょう。
その目で見ないと、真実は見えてきません。
さて、そのプロバイオティクスやプレバイオティクスの安全性で最大の問題になるのは・・・・
小腸内で増殖したバクテリアの内毒素。
「エンドトキシン」です。
先日の「アトピー性皮膚炎総集編」講義でもお伝えしましたが、ガン、アレルギー疾患、感染症、関節リウマチなどの自己免疫疾患、肥満、糖尿病などのメタボのほとんどの原因にこのエンドトキシンが絡んでいます(次作の『続・免疫革命』に詳述します(#^.^#))。
最新の研究でもようやくこの事実を認め、治療方針を変えなければならないとしています(Nature Communications, 2018; 9 (1) )。
今までは感染や炎症の過剰な免疫反応に対してとにかくステロイド、オメガ3に代表される免疫抑制剤を投与がメインでした。
しかし、免疫抑制では炎症ゴミが劇的にたまることで、生命場がゴミ箱と化してしまいます(『新・免疫革命』参)。
これは炎症の元になるので、さらに免疫抑制剤の量を増やさないと炎症が抑えられません。
やがて薬を切ると、致命的な炎症が起きることになります。
したがって、いつまでも免疫抑制剤を中止することができません。
一方でステロイドやオメガ3の長期投与は生命のフローを止めてしまいます(詳細は著作にしていきますね(^_-)-☆)。
それで今回の研究では、免疫を抑えるのではなく、エンドトキシンそのものを吸着するタンパク質を開発したといいます。
これは私が以前からお伝えしているニンジンやタケノコの役割とまったく同じです。
今回の研究者は、ようやく目先の炎症を止めるのではなく、炎症の原因にアプローチしていく方向に目を向けたということです。
免疫抑制剤は救命目的で短期的に使用するものであって、慢性投与するものではありません(*^^)v。
しかし・・・・・・
まだ、なぜそもそもエンドトキシンが増加するのかまでが繋がっていません(;^_^A。
真の原因にアプローチする統合した治療は、現代医学の枠の中でもある程度は可能だと思いますので、どんどんパラダイムシフトしていってほしいですね(^_-)-☆。
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