『フェイクミートの栄養価は?』
心身の健康ヘルスケア・パーソナルコーチのリアル・サイエンスドクタ—崎谷です。
インポッシブル・フード(Impossible Foods)やビヨンド・ミート(Beyond Meat)といったラボのフェイク・ミートの問題も現代医学ではまだよく研究されていません。
特にラボで様々な物質を混合して作ったフランケンシュタイン物に肉にみせかけるための仕掛けをしてあります。
それが赤みをつけるレグヘモグロビン(leghemoglobin)と呼ばれる物質を混入しています。
レグヘモグロビンは、元々マメ科植物の根粒に存在する色素物質で、ヒトのヘモグロビンと同じく酸素の運搬に関わっています。
このレグヘモグロビンを遺伝子操作によって、イーストに作らせたものを、フェイク肉の色素として使っているのです。
GMOですから、不純物や遺伝子操作による予期せぬ副産物があるはずですが、これまでの研究報告(細胞および動物実験)を渉猟しましたが、すべて有害事象がないとしています(そのような訳がありません)。
このように怪しいフェイクミートの安全性を確かめた研究は皆無ですが、唯一栄養価の評価をした研究が2020年に報告されています(Front. Sustain. Food Syst., 06 October 2020)。
残念ながら、単に植物性と動物性の栄養価の違いを評価しただけの論文でした・・・・
基礎医学でもお伝えしているように、植物性ではタンパク質(アミノ酸)の吸収率が極端に低下することと、脂溶性ビタミン(ビタミンA、D、Kなど)が代用できないという問題がこの論文でも提起されていました。
ビタミンB12はなんとかサプリで代用できるものの、植物性ではヒトは長期間生きることができません。
フェイクミートも同じく、長期間これだけでは生きながらえることができないということです。
実際は、このGMO食品の中に何が入っていて、長期的な摂取によって何がおこるのかという安全性の問題は、ワクチンと同様まったく手付かずの状態であることを知っておいてください。
おそらく生産現場で働いている人は、絶対に食べないでしょう・・・・(口止めされていますが・・・・)
ちなみに、この両方の会社に多額の資金を投入したビル・ゲイツ。
2019年にすでにビヨンド・ミートの方の株は、ピーク時に売り払っています(『Bill Gates’ Foundation Quietly Cashed Out Beyond Meat Stock Before Its Epic Crash』OBSERVER, 12/03/19)。
地球温暖化の解決法の慈善事業と言いながら、彼は決してこのようなフェイク・ミートを食べないでしょう(^_−)−☆。