『なぜ歳をとるほど1日が早く過ぎ去るのか?』
心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ―崎谷です。
歳をとるほど、毎日が過ぎ去るのが早く感じられないでしょうか?
「光陰矢の如し(time flies like an arrow)」
子供のときは、1日が非常に長かったですね。
なぜ、子供と大人で時間の感覚がこれほど違うのでしょうか?
その原因を調べた興味深い研究が報告されています(European Review, 2019; 1)。
成人を幼児の目の動きには大きな差があります。同じ景色をみても、幼児の方が頻繁に目をうごかします。
幼児の方が同じ時間で同じ景色を観ても、得る情報量が格段に多く、かつそのスピード(情報処理速度)も速いのです。
情報量が多いので、印象に残る(こころが経験する)ことも多くなります。
これが、1日を長く感じる大きなファクターなのですね(^^♪。
頭に焼き付けるイメージが多いほど、つまり情報量が多いほど、時間が長く感じられるのです。
ということは・・・・・
成人になっても、情報処理が速く、情報量が多いひとほど、1日は長く感じられるということになります(^_-)-☆。
この若者と成人の情報量の違いはどこからくるのでしょう?
論文では、成人では脳の情報を伝達するシナプスの電気の通りが悪い(電気抵抗が大きい)のも一つの原因としています。
これは良い点をついています。
成人(現代人)では、加齢にともって糖のエネルギー代謝が低下するために、脳の機能が低下します。
エネルギーが低下しているので、脳の電気信号も少なくなってきます。
この論文には書かれていませんでしたが、子供と大人では体内時計が違うことも関係していると思います。
体内時計(概日リズム)は、以前は日光に依存するといわれていましたが、現在では糖のエネルギー代謝に依存していることが分かっています。
加齢にともなって、体内時計が狂ってくることも、1日が短く感じられる要因になっているのだと思います(^_-)-☆。
みなさんも、短い人生にするのか、長い充実した人生にするかは、ご自分のチョイスですね(^_-)-☆。