『神や悪魔が見えるようになる原因は?』
心身の健康ヘルスケア・パーソナルコーチのリアル・サイエンスドクタ—崎谷です。
神のお告げが聞こえ、自動書記、透視や予知夢を見たりするという経験をした人は過去にたくさんいます。
宗教の創始者や後世に偉大と讃えられる人物に、このようなエピソードが多いこととその理由をリアルサイエンスで解き明かしてきました(基礎医学参照)。
昨年から、この神がかった経験を簡単にできる方法が報告されています。
最新の症例事例をご紹介しましょう。
18歳女性。過去に病気、精神疾患や薬物使用歴もなく、家族にも該当するものはなし。
ある注射を受けた2〜3時間後に、高熱、悪寒と下痢が出現。
めまいも出現し、転倒したため近くの病院を受診しています。
点滴治療にて熱は下がったため帰宅しましたが、不安、恐怖、焦燥感が出始め、不眠になりました。
その後家出するようになり、また頻繁に迫害や上からの指示の声を聞こえるようになり、同時に神や悪魔を見る(幻視)ようになりました。しかし、意識はしっかりしていました。
彼女を家でみることができなくなったため、救急受診し、入院検査・治療となりました。
新型コロナ感染も含めてあらゆる検査を行いましたが、唯一MRI検査で異常所見(tiny T2/FLAIR hyperintensities in deep white matter in bilateral fronto-parietal lobes)があった以外には、精神症状を説明できる原因は検索できませんでした。
その後、無言無動・筋緊張(catatonia in the form of mutism)、拒絶症など統合失調症に特有の精神症状が出現。
これらの症状は、2週間の抗精神薬(セロトニン遮断薬)の投与で寛解しています。
この健康であった女性を襲った急性の精神症状(psychosis)の原因は、何だったのでしょうか?
それは、この症例報告でも認めているように、遺伝子ワクチンの注射です(First episode psychosis following receipt of first dose of COVID-19 vaccine: A case report. Schizophr Res. 2022 Mar; 241: 70–71)。
今回は、アストラゼネカーオックスフォード型のDNAアデノウイルス遺伝子ワクチンでした。
このワクチンによって、脳に炎症(autoimmune encephalitis)が起こったということです。
今までも、インフルエンザウイルス、黄熱病ウイルス、狂犬病ウイルス、天然痘ウイルスワクチンによって、このような精神症状の出現が報告されています。
ワクチンによって、神や悪魔を見たり、そのお告げを聞いたりすることができるのです。
もちろん、脳に炎症を引き起こす原因は、ワクチン以外にも複数ありますので、人間が神や悪魔を見たりすることは、キリストやブッタの時代から頻繁に起こっているということです。
現在では、ファウチやゲイツが神に見えるという“マスサイコーシス(mass psychosis)”が進行しています(^_−)−☆。