『身長は、やはり遺伝ではない〜リアルサイエンスシリーズ』
心身の健康ヘルスケア・パーソナルコーチのリアル・サイエンスドクタ—崎谷です。
現代医学では、遺伝子研究がいまだに主流です。
昨今の遺伝子ワクチンがその良い例です(遺伝子を操作すれば、何でもできるというのは、実際は♨️権力者のファンタジーに近い)。
ガンなどの病気だけでなく、身長や風貌なども遺伝子の問題と洗脳の深い医師や研究者だけでなく、一般の方も信じ込んでいます。
しかし、過去記事でお伝えしたように、身長は遺伝子によって決定されていません。
その分かりやすい例がありますので、ご紹介したいと思います。
オランダは、200年前までは、ヨーロッパでも最も平均身長が低い国でした。
しかし、オランダは、現在ではヨーロッパでも最も平均身長の高い国になりました。
その理由が、この200年間のオランダの乳製品の高い摂取量です(Continuing positive secular growth change in The Netherlands 1955-1997. Pediatr Res. 2000 Mar;47(3):316-23)(Dairy products and physical stature: a systematic review and meta-analysis of controlled trials. Econ Hum Biol. 2012 Jul;10(3):299-309)。
200年前と比べて、なんと20cmも身長が伸びたのです。
翻ってイギリスは、そのオランダよりも7cmも低くなっています(5歳児の比較)。
このイギリスの低身長化は、経済的貧困化および貧しい食事によるものと指摘されています(Height and body-mass index trajectories of school-aged children and adolescents from 1985 to 2019 in 200 countries and territories: a pooled analysis of 2181 population-based studies with 65 million participants. Lancet. 2020 Nov 7;396(10261):1511-1524)。
イギリスの男女の子供の身長は、いまや世界200カ国のうち、69位です。
おそらく、イギリスの低身長の原因となった貧しい食事にも、身長に大きな影響を与える良質な乳製品とタンパク質の欠乏があるでしょう。
数年前にロシアに行ったときに、意外だったのが良質な乳製品がいたるところにあったことです。
ロシアでは、ホテルでも2mを超える身長のロシア人がたくさん居るため、自分が子供に見えました。
米国や他のヨーロッパ諸国でもこれほどの体格差を経験したことがなかっただけに印象に残りました。
ブルガリア出身のお相撲さんである琴欧洲は、身長2mを超える巨漢です。
彼は、毎日約2キロものヨーグルトを食べていたようです。
乳製品は、体をスリムにし、かつ身長を伸ばす良質な食材です。
今回は、毎日摂取している食事によって、身長に差が出ることをお伝えしました。
私たちが、「遺伝」と呼んでいるもの(♨️権力者が洗脳している)は、実際は食事を含めた「環境」によるものだということをリアルサイエンスは示しています(^_−)−☆。