『自然感染で半永久的に遺伝子注射必要なし!』
心身の健康ヘルスケア・パーソナルコーチのリアル・サイエンスドクタ—崎谷です。
共和党のランド・ポール(Rand Paul)議員が、遺伝子注射の接種を拒否しているため、批判されています。
彼は、「私は新型コロナウイルスにすでに感染したので、遺伝子注射をする必要がない」と述べています(『Rand Paul says he won’t get vaccinated because he’s already had COVID-19』CBS News, MAY 23, 2021)。
ちなみに彼はデューク大学を卒業した医師です。
米国当局(FDA、CDC、NIH)は、一度新型コロナウイルス感染と診断されていても、新型コロナ遺伝子注射の接種を推奨しています。
しかし・・・・・・
なんと最新の研究で、新型コロナウイルス感染と診断された軽症例では、感染後もウイルスの増殖を抑えるだけの十分な抗体を産生できることが報告されたのです(SARS-CoV-2 infection induces long-lived bone marrow plasma cells in humans. Nature. May 24, 2021. DOI: 10.1038/s41586-021-03647-4)。
新型コロナウイルス感染軽症例および未感染例の骨髄を調べた“痛々しい”研究です(骨髄穿刺は激痛を伴う)。
新型コロナウイルス感染軽症例では、感染11ヶ月後でも、骨髄のリンパ球が新型コロナウイルスに対する抗体を産生していました。その一方で、未感染例では、抗体を産生するリンパ球も抗体も認められませんでした。
新型コロナウイルスなる遺伝子の破片の感染によって抗体が形成されますが、その場合は数ヶ月で急激に量が低下します。しかし、11ヶ月後も検知は可能で、抗体産生能力は低下していないといいます。
その理由は、抗体を産生するリンパ球(B細胞、形質細胞)は、骨髄にじっと潜在していて、決して分裂・増殖しないものの、必要時には抗体を半永久的に産生し続けるからです。
これで、政府当局の推奨は撤回しなければなりません。
さらに、毎年遺伝子注射を接種する必要もないという結論になります(^_−)−☆。
ちなみに、この研究をバックアップしているのは、ファウチが君臨する国立アレルギー感染病研究所(NIAID)です。
「飼い犬に噛まれた」とはこのことでしょうか?
もちろん、リアルサインスでは、拙著『ウイルスは存在しない』下巻でもお伝えしたように、抗体形成と免疫(形態形成維持の部分現象)とは何の関係もありません。今回は、現代医学の抗体説にのっとっても、遺伝子注射は必要ないことが明らかにされたということです。
ちょっとしたgood news でした(^_−)−☆。