『南アジアの乳幼児の死亡急増の原因は?』
心身の健康ヘルスケア・パーソナルコーチのリアル・サイエンスドクタ—崎谷です。
国連のユニセフ(UN Children’s Fund(UNICEF)、国連児童基金)のレポートによると、アフガニスタン、ネパール、バンクラデシュ、インド、パキスタン、スリランカといった南アジアの国での5歳以下の子供の死亡者が22万8千人にのぼっているといいます(『Direct and indirect effects of the COVID-19 pandemic and response in South Asia』 UNICEF, March 2021)。
この死亡者数は、カナダの若年者の超過死亡と同じく、2020年の世界同時多発ロックダウン政策からのものです。
ユニセフは、これを健康・福祉サービス、ゴミ収集などの社会サービス、教育および経済のシャットダウンによるものとしています。ワクチン接種率の低下などもその原因に挙げていますが・・・・・
バングラディシュやネパールなどでは、80%以上の子供が深刻な栄養不良で治療を受けている実態も明らかになっています。
そうです。
ロックダウンによって、経済を含めたあらゆる活動を止められたことで、世界の大半の貧困層を抱え込む南アジアの子供が食べるものがなくなったことで死亡したのです。
5歳以下の子供の新型コロナウイルス感染関連死亡率はほぼゼロということからも、ロックダウン政策は貧困層の子供に最も打撃を与えたといって過言ではないでしょう。
過去記事で、厳しいロックダウン政策をとらなかったスウェーデンに過去と比較して、超過死亡(excess death)は発生していないことをお伝えしました。
最新の世界の87地域の調査でも、自宅隔離(staying at home)によって新型コロナウイルス感染関連の死亡率の低下が認められなかったことが明らかにされています(Stay-at-home policy is a case of exception fallacy: an internet-based ecological study. Sci Rep. 2021; 11: 5313.)。
権力者はもちろんこのことを知っていて、遺伝子枠●●以外にもロックダウンという人体実験(いきなりフェーズ3)を、世界全体を舞台にして行って、その効果を測っているのです(UNICEFのデータは、そのためにある)。
ロックダウンこそニュルンベルグ綱領違反(しかし、実際の法的拘束力がない)の非倫理的人体実験ということを再確認しておきましょう(^_−)−☆。