『オメガ3と免疫(その1)〜オメガ3神話をやめると病は治る』
心身の健康ヘルスケア・パーソナルコーチのリアル・サイエンスドクタ—崎谷です。
現代医学でもプーファ(オメガ3&6)があらゆる病態の中心にあることをようやく認めるようになっています。
問題は、プーファのうちオメガ3神話が続いていることです。
一般健康ポップカルチャーでもそれに呼応してオメガ3礼賛を惜しみません。
さて、オメガ3を摂取して症状が改善したという話はよく聞かされます(この手の体験談は、anecdoteといって専門家の意見と同じエビデンスはゼロです)。
蚊にかまれたときに、昔は何も知らずにムヒを塗っていました。
ムヒを塗ると、蚊に噛まれて赤く腫れた部位がスゥーと退くからです。
しかし、リアルサイエンスを学び始めて、すぐにあのムヒにステロイド(コルチゾール)が入っていることに気づきました。
ステロイドは蚊に噛まれて赤く腫れた皮膚の炎症を止めるのです。
これを医学用語で「抗炎症作用」と言ったりします。
これは、特許の薬を売るための広告会社が考え出した“ネーミング”にすぎません。
実際は、ステロイドは、本来排出すべき毒の処理(これが「炎症」と呼ばれる現象)をストップしたに過ぎません。
皮膚の赤みや腫れをとってくれますが、蚊の毒は体内に残存したままです。
したがって、「炎症を止める」というのは毒物がそのまま体内に残存するということとイコールなのです。
これは、分かりやすく表現すると
「臭い物に蓋をする」ということに他なりません。
問題の先送りです(権力者のパペットである官僚や政治家たちの仕事の本質です(^_−)−☆)。
一般の方をリアルサイエンスから遠ざけるネーミングから、本来の作用を記述する用語を使用しなければなりません。
ステロイドの抗炎症作用と呼んでいるものは、「免疫抑制(めんえきよくせい)」と呼ぶべきです。
「免疫抑制(めんえきよくせい)」は、体内に侵入してきた毒物を排出できない状態をいいます。
この「免疫抑制(めんえきよくせい)」が進行すると、「免疫不全(めんえきふぜん)」という状態になります。
エイズ(AIDS)とよばれる病態はその代表です。
「免疫抑制」をしてしまうと、炎症だけは治るので、表面的な症状が改善します。
これを「治った」あるいは「病気が良くなった」と勘違いしているのです。
しかし、本来は炎症によって排出されるべき毒物が体内に蓄積したままです。
体内は気づくと毒物のゴミだらけになっている・・・・・(メタボ、自己免疫疾患、神経変性疾患、ガンの特徴です)
この毒性物質を排除できない「免疫抑制」状態が、炎症を起こす状態よりもさらに進行した心身の不健全状態であることは、拙著『ハチミツ自然治療最前線〜ポスト総ワクチン時代の処方箋』で詳しくお伝えしたとおりです。
オメガ3は、ステロイドを同じくこの「免疫抑制」を引き起こす代表的な毒性脂質であり、「必須脂肪酸」という“ネーミング”(必須ではないどころか、不必要な毒性脂質)による古典的な詐欺に引っかかってはいけません。