『「糖尿病」は糖質制限から〜リアルサイエンスシリーズ』
心身の健康ヘルスケア・パーソナルコーチのリアル・サイエンスドクタ—崎谷です。
マウイの人災問題の冷めぬ中、明日の南アフリカのブリックス(BRICS)会議での新通貨およびブリック債発行が世界で一番ホットな話題になっています。
これがドルの暴落から世界恐慌に引き金になると、♨️WEFsのむしろ計画通りになることになります。
さて、健康人を対象とした最新の臨床実験では、糖質制限食(炭水化物摂取が総摂取カロリーの45%以下)は、血糖値の上昇、インシュリン抵抗性、代謝性アシドーシス(乳酸血症)あるいは炎症反応といった2型糖尿病の特徴と強い相関関係にあったことが示されています(Low carbohydrate intake correlates with trends of insulin resistance and metabolic acidosis in healthy lean individuals. Front Public Health. 2023 Mar 16;11:1115333)。
今回の糖質制限によって引き起こされた「インシュリン抵抗性(インシュリンに対する細胞の反応性の低下、Insulin resistance syndrome (IRS))」は、糖尿病だけでなく、心臓血管疾患の原因になることが報告されています(Abnormal lipid and glucose metabolism in obesity: implications for nonalcoholic fatty liver disease. Gastroenterology. (2007) 132:2191–207)(The initiation of metabolic inflammation in childhood obesity. J Clin Invest. (2017) 127:65–73)。
また、今回の糖質制限によって引き起こされた「代謝性アシドーシス(乳酸血症)」では、骨は骨折しやすくなり(骨粗鬆症)、腎結石、糖尿病、筋肉減少、高血圧(動脈硬化)、脂肪肝などの原因になります(Diet-Induced Low-Grade Metabolic Acidosis and Clinical Outcomes: A Review. Nutrients. 2017 Jun; 9(6): 538)。
糖質制限は、健康人を対象にしてもこの結果です。
したがって、糖質制限は、糖尿病などすでに糖のエネルギー代謝が低下した人ではさらに病態を悪化させる結果に終わります。
ましてや糖尿病の治療に糖質制限食を用いるのは、傷口に塩を塗る行為に他なりません。
厳格に糖質制限をすると、がん末期のように痩せこけていきます。
♨️WEFsたちに痩せこけた人間が見当たらないのは偶然ではありません(^_−)−☆。