『若者のガンのパンデミック〜俯瞰シリーズ』
心身の健康ヘルスケア・パーソナルコーチのリアル・サイエンスドクタ—崎谷です。
若い人の心身の健康状態が著しく悪化していることを過去記事でもお伝えしてきました。
現代の若者は、その20-30歳、つまり二回りほど歳上の人と体の状態は同じです(医学用語では、生理学的年齢が同じと表現する)。
最新の40カ国を調べた研究で、2002 ~2012年の間に若くしてガンを発症する割合が急増していることが報告されました(Is early-onset cancer an emerging global epidemic? Current evidence and future implications. Nat Rev Clin Oncol 19, 656–673 (2022))。
20〜49歳の年齢で、以下の14種類のがんの若年発症が認められました。
乳がん、大腸がん、子宮がん、食道がん、胆管がん、胆のう癌、頭頸部癌、腎臓がん、肝臓がん、多発性骨髄腫、膵臓がん、胃がんそして甲状腺がんの若年発症が急増しています。
これらのがんの若年発症は、中〜高所得国、つまり先進国と呼ばれている国々で急増しているのです。
この結果は、1980年代に生まれた人よりも、1990年代に生まれた人の方が若くしてがんの発症リスクが高まるということになります。
「若いほど、がんの発症リスクが高まる」という根幹からヒトという生命体の基盤を揺らがす結果になっているのです。
いや、若者の間のがん急増は、ガンの診断技術が進歩したから・・・・
という言い訳は通用しません。
それであれば、早期診断・早期診断で若年者のがん死亡率は低下しているはずですが、結果はその逆になっているからです。
総遺伝子ワクチン接種後の現在では、バイデンの奥さんが予測したように、がんによる死亡はさらに加速しているでしょう(『Jill Biden Predicts Wave of Cancer Diagnoses After COVID-19』 The Epoch Times, Updated: October 19, 2022)。
がんは決して遺伝子の病気ではなく、あくまでも劣悪な環境による典型的な病態の一つなのです(^_−)−☆。