『人と距離をとっても感染は防げない!』
心身の健康ヘルスケア・パーソナルコーチのリアル・サイエンスドクタ—崎谷です。
まだ外出禁止や人がある程度の人数が集まる場所を禁止(外食、ジム、教会など)する条例(occupancy restrictions)を世界で連発しています。
滑稽なのは、屋外だけでなく自宅においても家族と6フィート(約180cm)離れるフィジカル・ディスタンシングを奨励していることですね。
最新のMIT(マサチューセッツ工科大学)の研究論文で、このようなフィジカル・ディスタンシングにまったく感染予防効果がないことが発表されています(A guideline to limit indoor airborne transmission of COVID-19, Proc Natl Acad Sci U S A. 2021 Apr 27;118(17):e2018995118)。
新型コロナやインフルエンザウイルスのような遺伝子の破片は、空気感染(大気中を漂う)するので、他人と180cm離れても18m離れても吸い込むリスクは変わりません。
そして、マスクをすると低酸素のため呼吸回数や換気量があがるので、ますますフィジカル・ディスタンシングは意味がありません(^_−)−☆。
この研究論文では、人が密集する集会でも、長期間そこに滞在しなければ、そして換気がしっかり行われていれば、感染は問題にならないという結論となっています。
むしろ外出禁止で自宅に閉じこもっている方が感染のリスクは高ることは過去記事でもお伝えした通りです(これは免疫抑制によるところが大きい(^_−)−☆)。
唯一感染のリスクが高まるのは、呼吸回数(呼気)が高まるジムなどでの運動、合唱をするコンサート、教会などに長時間滞在するときとしています(もちろん、こちらの糖のエネルギー代謝が高ければ、それでも感染症なる病態にはならない(^_−)−☆)。
このことから、現在の人が集まるレストランや店などを閉める政策は意味がないとまっとうな結論を出しています。
ましてや2020年の異様な光景だった「屋外で他人と2m離れて歩く」ことなどまったく意味がないことは言うまでもありません。
過去記事でもお伝えしたように、米国では実際にこれらのロックダウン政策を放棄した州ほど新型コロナ感染症なる感染率が低下し、厳格にした州ほど、スパイクしています。