NLB-磁場がゼロ(zero field)になるとどうなるか?〜その2
過去のゼロ磁場の動物実験では、多大な悪影響をもたらしました。
それではヒトではどうでしょうか?
まずは20世紀後半にロシアで行われた臨床実験があります。
認知機能がゼロ磁場によって低下した結果が出ています
(Biofizika. 2008 Sep-Oct;53(5):856-66)(Electromagn Biol Med. 2009;28(3):310-5)。
概日リズム(circadian rhythm サーカディアン・リズム)もゼロ磁場で狂ってきます(Nature. 1976 Jun 3;261(5559):411-2)。
これはラットの実験で分かったことですが、ゼロ磁場は体内のミネラルの分布も変えてしまいます。
血清鉄(および肝臓、脾臓、骨の貯蔵鉄)が上昇する一方で、
マグネシウム、カルシウム、亜鉛が低下していきます。
鉄の上昇によって、酸化ストレスが増強します。
これらの総合作用で骨がもろくなっていくのです。
(Bone. 2018 Sep;114:235-245)(PLoS One. 2014; 9(8): e105604)。
宇宙ステーションから帰還した人たちに著明な骨粗しょう症が認められますが、
これは重力の問題(本当は重力は存在しない)だけでなく、
ゼロ磁場そのものも骨を弱くさせる大きな要因なのです。
さらにゼロ磁場は生体にストレスを与えることで、がん細胞を増殖に傾けます(PLoS One. 2013; 8(1):e54775)。
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