NLB-自然の法則を利用したピラミッドの作り方
紀元前2000年以上前に建設されたとされるギザのピラミッド。
この建設について、2022年にフランスの考古学者
ジャン・ピエール・フダーン(Jean-Pierre Houdin)による
重要な論文が発表されています(The Big Void. Jean-Pierre HOUDIN 10/25/2022)(『Updating the Great Pyramid Internal Ramp Theory』 The Archaeologist November 24 2022)(Morishima, K., Kuno, M., Nishio, A. et al. Discovery of a big void in Khufu’s Pyramid by observation of cosmic-ray muons. Nature 552, 386–390 (2017). https://doi.org/10.1038/nature24647)。
これらの研究を元にして、実際のピラミッド建設を解説していきます。
これには、何か特別な信念を持つ必要もなく、
従来の学者たちが長年にわたりピラミッドについて主張してきた
無理のある説に飛びつく必要もありません。
30年近く信じられてきた説では、
非常に長いランプ(傾斜路)が必要だと言われてきました。
しかし、それは現実的ではありません。
古代エジプトには車輪がなかったとされていますが、
それは馬車の車輪が古代エジプトの彫刻に描かれている事実と矛盾しています。
車輪を持たずに人力で巨大な石のブロックを運び、
傾斜路を使って建設したという説は非現実的です。
実際、コンピュータで計算された結果、
外部のらせん状のランプ(傾斜路)もまた不可能であることが判明しました。
このランプ(傾斜路)の質量は、ピラミッド自体の3倍にもなり、
傾斜がスキー場のように急なものになってしまいます。
これでは巨大な石を持ち上げるのは不可能です。
また、エイリアンによる建設や他の荒唐無稽な説もありますが、
それらも数学的に不可能であることが証明されています。
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