NLB-新型コロナウイルス感染症と川崎病及び心臓血管障害
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)では、高齢者には心筋梗塞、脳卒中などの血管が詰まる病態になる一方で、
子供はいわゆる川崎病という病態になることが報告されています(Hosp Pediatr. 2020 Apr 7;hpeds.2020-0123)。
川崎病(Kawasaki disease)は、原因不明の全身性の血管の炎症が主体となっています。
最初は感冒症状で発症したのち、皮膚、舌や結膜の血管の炎症から、皮膚の紅斑(erythema)、斑点状丘疹(Maculopapular rash)、
イチゴ状舌(”strawberry” tongue)、結膜炎などを呈します。手足の浮腫や関節の炎症も起こりますが、最大の問題が心臓を養う血管の炎症です。
川崎病(Kawasaki disease)の子供の心臓の血管(冠動脈)の炎症では、動脈瘤ができたりするのですが、血管が詰まることありません。
これは成人の心臓の血管の炎症で起こる心筋梗塞と違うところです。
この川崎病と心筋梗塞の違いはどこからくるのでしょうか?
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