NLB-音と波動:ハイパーソニック効果について
私たちの音を聞き分ける聴覚は、
20Hz~20KHzの音域を感受することができます。
最も鋭敏に反応できる波長は、
200 Hz〜5KHzの領域であるとされています(Music and Noise: Same or Different? What Our Body Tells Us. Front Psychol. 2019; 10: 1153)。
22 kHz以下の可聴領域を
低周波音域(low-frequency component (LFC))、
22 kHz以上の聞こえない領域を
高周波音域(high-frequency component(HFC))と区別し、
後者に脳波のアルファ波の増加や脳幹部の血流上昇効果があるという
日本のグループの研究があります(Inaudible high-frequency sounds affect brain activity: hypersonic effect. J Neurophysiol. 2000 Jun;83(6):3548-58)(High-Resolution Audio with Inaudible High-Frequency Components Induces a Relaxed Attentional State without Conscious Awareness. Front Psychol. 2017; 8: 93)(Effect of High-Resolution Audio Music Box Sound on EEG. International Medical Journal Vol. 23, No. 1, pp. 1 – 3 , April 2016)。
インドネシアの伝統的な打楽器であるガムランは、
22 kHz以上の聞こえない高周波音域を豊富に含んでいます。
このガムランの音(低周波および高周波音域の療両方を含む)を聞くと、
ガムランから高周波音域を除去した場合と比較して、
上記の脳波は脳血流の変化が認められたとするものです。
これを「ハイパーソニック効果(hypersonic effect)」と名付けられて、
オルゴール療法などがこの実験結果を基にして流行しています。
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