NLB-帯電の影響について:摩擦帯電
帯電(Electrification)とは、プラスとマイナスの極性ができることで、
静電気(static electrical charge)が発生する状態をいいます。
帯電には、接触帯電、摩擦帯電、剥離帯電の3種類あるとされています。
今回はこのうち、摩擦帯電(triboelectricity)が
糖のエネルギー代謝に及ぼす影響についてお伝えしていきます。
摩擦帯電(triboelectricity)は、2つのものがこすれ合って
静電気が発生することをいいます。
衣服を脱いだときに静電気が発生するのは、
衣服と体の間に摩擦によって
プラス(体側)とマイナス(服側)の極性ができるため、
そこに電気が流れるからです。
2つの物質が擦れあったときに、プラス側に帯電しやすいのか、
マイナス側に帯電しやすいのかという傾向があり、
これが帯電列(triboelectric series)として
一つのスペクトラムにまとめられています(A Semi-Quantitative Tribo-Electric Series for Polymeric Materials: The Influence of Chemical Structure and Properties. Journal of Electrostatics 62 (2004) 277–290)。
この帯電列のプラスとマイナスが離れているほど、
その2つの物質が擦れあったときに
大きな静電気を生じることになります。
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