NLB-ハリケーン気象操作の実態〜その2
1947年にジェネラル・エレクトリック(GE)が開始した
「プロジェクト・サーラス(Project Cirrus)」は、
ハリケーンへの雲種付けを試みた初期の実験の一つであり、
アメリカ政府や軍と協力して行われました。
このプロジェクトは、主にドライアイス(固体二酸化炭素)を使用して
ハリケーンの内部構造を変えることを試み、
その強度を弱めることを目的としていました(『Benchmarks: October 13 1947: A disaster with Project Cirrus』 EARTH Magazine June 20 2016)。
1947年10月13日、GEの研究者たちは
B-17爆撃機から80キログラムのドライアイスを
ハリケーンに散布しました。
その後、ハリケーンは予想外の進路変更をし、
ジョージア州に上陸して約200万ドルの被害をもたらしました。
このため、住民からの訴訟の脅威にさらされ、
プロジェクトは早期に中止されました。
それ以降は民間ではなく、
税金で賠償金を支払うことのできる政府が実験の主体となりました。
世界の人工降雨(APEartificial precipitation enhancement )操作の歴史は
90年以上前から始まっています。
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