NLB-炎症部位における生体電気現象
前回の私のニュースレター(「炎症反応と生体電流」)でお伝えしたように、
膜電位や、細胞代謝活性は、
細胞内と細胞外間質のイオン濃度の違いがあることで生じる結果です。
平常時には、ナトリウムNa +とカリウムK +の2つの要素の電位があり、
細胞活動を構成する基本的な代謝プロセスである
依存性の脱水素および脱炭酸のプロセスを通じて
2つの電位を維持するエネルギーが生まれます。
健全な状態の細胞では膜電位は出入りするイオンの総電荷量は一致して循環しているので
静止しているように捉えられるのでしたね。
ここでストレスがかかると、イオン移動が電気シグナルによってただちに実行され
興奮性の電位膜が生じます。
このシナプス後電位は、例えば化学伝達物質アセチルコリンのように、
イオン透過性の突然の変化を引き起こすことで生じます。
生体電気膜は生物生理学的化学を介さない限りシナプス後電位が生じる可能性はありません。
まずストレスが起こると、生体電気的に興奮するシナプス外膜への連鎖反応を引き起こします。
最初は、ナトリウムNa +の透過性が増加し、突然の脱分極が正のフィードバックを引き起こします。
次にカリウムK +の透過性が増加し、その後、より強く増加し流れが変化します。
これはその場に依存した生体電気現象の結果です。
通常状態の多くの組織や臓器もこの循環の中で電気的に活動しています。
たとえば、角膜、皮膚、粘膜およびその他の多くは、
イオンの選択的かつ方向性のある移動ポンピングによって大きな電位を生じています。
そしてこれらの電位は、角膜や皮膚の水分バランスと透明性を維持するなど、
正常な機能に必要不可欠です。
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