NLB-炎症反応と電流
今回のテーマは炎症と電界とそこに存在する単球の動きと働きについてです。
私たちの体では免疫細胞が常にホメオスタシスを可能にすべく働いています。
その中でも単球は常時パトロールをし、体内の環境によって移動し、
マクロファージや樹状細胞へと変化もしていきます。
マクロファージは、私たちの体内においては貪食という、
いわゆるゴミ掃除の力を発揮する頼もしい細胞ですが、
このマクロファージへの分化やその動きに対して
電界の力が大いに関与していることを今回はお話ししましょう。
マクロファージは、私たちの体を守る重要な役割を果たす免疫細胞です。
怪我(外傷)から生じる異物の侵入に対する防御やその場の皮膚組織修復、
微生物による感染症、または悪性腫瘍の代謝など、
これら多くの人体の健全度を損なう事態に対して
調整する能力や機能をマクロファージは備えています。
マクロファージの活性がないと、ホメオスタシスの維持ができなくなり、
慢性炎症性疾患、自己免疫、腫瘍形成、
または線維症などにつながります。
さてマクロファージ機能は、体内の電気的な信号(シグナル)の統合によって
決定されることが研究でも明らかになってきました。
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