生命とは電気現象である
バクテリア(細菌)、植物から動物まで生命体と呼ばれるものは、すべてエネルギーによって機能・構造を維持・発展させています。そのエネルギーの大元は何でしょうか?
それは宇宙を満たしている電気エネルギーです。この宇宙を満たしている電気エネルギーを古(いにしえ)から「エーテル」とよんできました。
この宇宙からの電気エネルギーによって太陽をはじめとした無数の星が作られ、地球上では生命が誕生しました。バクテリアは直接、電気エネルギー(電子)を栄養として利用できます。植物も太陽光という電気エネルギーを利用できます。
植物や昆虫も電気エネルギーによって形成された電磁場によって、機能・構造そして行動までもを変化させます。植物と昆虫の相互関係も電磁場によって支配されています。渡り鳥の季節移動も磁場の変化を指標にしています。
私たち動物は、植物が電気エネルギーを変換し作り出した糖から電子を引き抜いて、体内で電気エネルギー(電子のフロー)へと変換しなおします。その電気エネルギーが私たちの体を動かす動力源となります。
この電気エネルギー(電子のフロー)によって電磁場が形成されます。そして電磁場によって、受精卵の分化、形態形成、臓器形成、細胞分裂、傷の治癒など生命の営み(これを「形態形成維持」といいます)のすべてが行われます。このように私たちの体の構造と機能を回していく電磁場が「健康の場(ヘルスネス・フィールド)」です。
そして、それぞれの電磁場によって、固有の振動(共振)がもたらされます。実際に私たちの細胞内のタンパク質もあるリズムで振動しています。物質の命運を左右するのは、物質自体ではなく、その周囲の「場」(空間)に依存しているのです。この考え方が、「場の理論」あるいは「コンテキスト依存」です。
電気エネルギー(電子のフロー)が乱れると、生命場を決定する電磁場も乱れるために、この生命の営みがすべて止まります。この状態が、「健康の場(ヘルスネス・フィールド)」とは対極にある、「病気の場(シックネス・フィールド)」です。
細胞レベル、細胞間レベル、臓器レベルから人体~宇宙までを貫く生命現象は、すべて電気エネルギーです。生命現象はとてもシンプルにできているのです。